自由とは他者を害するものではない(スチーム×マギカ)
それを遠くから
民衆が自由を勝ち取った時代は、真っ暗な
その勝利には常に死の
しかし自らが
青い空を
走って追いかけることもできず、胸の
なにが
けれど友達が命がけで生かしてくれたから、自殺も選べない。
ある時、不思議な感覚に
なにを考えたのか、
「大衆の正義と心の正義は
氷山に
しかし確かに表面が
「
削れた場所から、
「ただ一つ言えるのは」
それは。
「命が消えることを喜んではいけません」
正しいとか、間違いではなく。
ずっと耳にこびりついていた
まるで
歴史の観点で、大切な人は悪人として
その死を
けれど確かに悲しかった。つらかった。苦しかった。
「だからわたくしは正義なんて嫌いですわ」
勝者であることは構わない。自由を掴み取ったと喜ぶのはいい。
しかし「家族」が死んだことに歓喜したのだけは、どうしても許せなかったから――。
「アタシも……正義なんて
ようやく言えた。
この答えを見つけるのにどれだけの時間が
アタシ――ハトリが本当の意味で自由になった時だった。
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