酔いの勢い皆無(ミカミカミ)
最初の出会いを思い返しても、自分の直感は正しかった――ツェリは常々痛感していた。
幼かったはずだ。それなのに同い年の少年を見て、初めに出てきた印象が「
にこにこと
実際に腹の中は黒く、その底は言い知れぬ
時々、
殺されない保証はないが、死なせる利点も見当たらない。なにせお
「ちょっと腹黒! ミカちゃんが意識を
雨が降り続ける村からの
人形王子が目を覚ました。それは重臣
しかしフィルは
「私に知らせず、会わせる気もないってどういうことよ!?」
「いつかは再会させるけど、今は長旅で
「その
「残念。中身が
ふわふわと話を
目の前に差し出されたビールを一気飲みする。大型のコップに入っていたが、
がぁんっ、と
「相変わらずお酒に強いね」
「アンタには負けるわよ」
酒を一気飲みしても顔色が変わらない
「まあミカについては新たな問題が
「ちょっとそれ見せなさいよ」
書類を受け取り、ツェリは
酒でも変わらなかった顔色が、
「これは……」
「
「ミカちゃんの顔に傷!?」
「そこかー」
そして
数分後、フィルの手先に
なお、
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