同じ空の下、違う時間の国より(スチーム×マギカ)
桜の木も緑で
ロンダニアとはまた
時刻は午前五時
手元には熱中して読んでいた本が一冊。静かな夜半のお供にと読み進め、気づけば朝。
彼にとっては
金色の
「やっぱり本はいいなぁ」
独り言を
そうしないと
本の感想を軽く告げるだけ。声を出し、ようやく現実をゆっくりと
「魔導書でないのが
常にそばにいる相棒に関しては「頭に
しかしその相棒も同じやりとりに
「さて、と。次は漢文による魔導書作成の手引きでも論文に――ん?」
和国の家屋は
障子
《黄金律の
聞き覚えのある声に、彼はのんびりと
時差を考えれば、声の主がいる場所は夜だろう。
そして声の主は
「お久しぶりです、ジュード
引き戸を開ければ、折り紙で作られた鳥。
「
《……
「専門ではありませんが、多少の知識は持っております」
にこやかに笑っても、折り紙の鳥から
しかし彼は常時と変わらない調子で
「ユーナ先輩
《まあ、そんなところだ》
「あはは。相変わらずそちらは
遠い、海の向こう側。
九時間以上も時刻がズレる場所の事件に、彼は期待を
あわよくば本にしよう。そして所蔵に加えようと、
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