TSドリームPart4(誠の友情は真実の愛より難しい)
そろそろ
「
別に待っていなかったし、喜びよりも
燃えるような赤毛のポニーテールが風に
赤いブレザーを長コートのように改造し、その下は
格好は横に置き、美少女となったエゴコロ・
「女番長風でござるな」
「シャツを着てほしい」
包帯にも似た布地で上半身の一部を
夢の中で
しかし若君は構わずに真琴へと
「我が
「なにが?」
「因果律に関わる能力保有プレートのせいだな。これは本当に――夢か?」
問いかけられて、真琴はすぐに答えられなかった。
あまりにも質感が生々しいや、痛覚が発生することについては別問題だ。
大事なのは『意識がはっきりしている』という事実だ。現実と変わらないように思え、夢という自覚が強い。
「なるほど。女であれば、なにが変わっていたか……興味深い。つまり我が
「
真琴が知っている若君の調子で、少女が
あっという間に背中が見えなくなり、ポニーテールの毛先さえ曲がり角であっさりと姿を消してしまう。
残された真琴は
もしもの話。女であれば、なにが変わるのか。
「ね、ねえ。
背後に立っている
仮定の話。男であった時に
そんな
「
男女に
「そっかぁ……」
ただの夢ではない気がしてきたが、今はとりあえず泣きたい気持ちでいっぱいである。
いつかは目覚めるだろうと楽観視しながら、他の人に会いに行こうと歩き出す。
胸ポケットで光る銀色のプレートのことなど、頭から
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