第11話 情報収集

「う~ん~」

大きな伸びをしてベットから起きる

昨日お風呂に入ったからか

とても清々しい

「今日はまたいろいろ調べるデー!!」

そういってまずは便利端末さんを起動

「今日のステイタスは~」

HP60

MP0

「・・・」

やはり全開はせずか・・・

あとMPはいつになったら更新されるのか?

「魔法って覚えるのかな??」

これも謎の1つ・・・

なんか俺のタイプ的に魔法はないのかな?

なんて思ってしまう

「スガイオータムみたいに魔導書で覚えるシステムならな・・・」

自ら覚えるのは望み薄なので

そこを願うのみだな

「あとこれ何気にカメラ的なレンズ有るけど??」

これも謎の1つ

「写真撮ってもな~てかカメラを起動する習慣がないから起動してなかったな」

そういってカメラを起動

部屋をレンズが写す

「ふ~ん?記念撮影でもしろってことかな??」

グルリと回りながら部屋を見る

すると

「あれ?鍵になんか枠っていうかなんか?表示が・・・」

サイドチェストに置いていた鍵が特別な感じで枠で囲まれてる

「?これは・・・」

なんとなくぽっちてみた

すると鍵が無くなった!!

「あ!!なにこれ!!!」

やばい鍵失くした!!!

やっぱおじさんが余計なことすると!!

「なぁぁぁどーしよーーー!!」

パニクってるとビックリマークが表示されてる

「こんな時になんだ!!なんだ?ビックリしてますってか!?」

こんなパニックな時に!!

そう思いながらビックリマークをタップ

するとカバンの中に鍵が!?

「これは!!!」

カバンをあけて中から鍵を出す

「イッツマジック!!!!」

大声を上げるするとまたビックリマークが表示された

「なんだまだ俺を驚かせるのか!?」

タップ!!

称号

『変人』

『周りから変な人だと思われチンピラに絡まれずらい』

・・・

「うん、余計な心配をしなくなったな・・・」

どうやら、声が大きすぎてもうおかしいな人だと思われたようだ

それよりもだ!!

「こんな便利な機能・・・やっぱこれが特典ってやつだろ」

レンズで写してそれをタップするとカバンに・・・

いちいち手に取らなくてもいいし

レンズで複数写して回収も・・・

鍵と盾をならべてカメラで写す

すると予想どうりに鍵と盾それぞれに枠が付く

それをタップしていくと

二つとも目の前からなくなり

カバンの中に・・・

「やった!!」

と小声で言った

便利端末・・・

これからもっとなにか他の機能があるかも

端末は今後もっと調べていこう

もしこれ以上の機能がなかったとしても

それでも有能な端末!!

あとは・・・

この世界ことを知る

トーマスさんに話を聞いてみよう

階段をおりて

「おはようございます!!」

「おう!にいさん~今日も謎の大声出てたぞ」

朗らかかつ苦笑いな返事が返ってきた

「すいません」

頭を下げる

「まぁ~旅人さんは変わり者が多いって聞くしな!!」

「そうなんですか?」

「まぁ~俺も噂にしか聞いてないがな!やっぱりいろんなところに行くんだ頭が柔らかいってかおおらかな人が多いってね」

トーマスさんが笑っていう

「ははは~」

遠回しに変人っていわれて心が痛むが

「ところでトーマスさん、あの回復アイテムとかありますか?」

今所持金は900ゴールド

少しでも回復にあてがうことができる

「回復アイテムはあるが・・・うちにはそこまでいいのはないよ?」

「いいの?」

「あー、ポーションみたいな大層なものはさすがにな・・・」

「いえ、とりあえず回復できるものを!!」

「それでいいなら・・・この村で作ってる薬かな?薬草と傷を癒す種を混ぜた特製品だ!」

そういうと軟膏をだす

「これは?」

「これは傷に塗ると速攻で癒す優れものだ!!」

「へぇ~」

「さらに寝るとき体の痛むところに塗れば次の日にはよくなるよ!!」

「それはありがたい!!」

この世界で初めて回復の薬を買うことにした

「じゃ~これを2つで」

「毎度あり!100ゴールドだよ」

「!?」

ちょっとびっくり

「結構しますね・・・」

「これは村の特製品だからな!!効果は保証するよ!!」

「そうですか・・・ところで薬草はいくらですかね?」

薬草の存在が気になり聞いてみる

「薬草かい?正直値段は3ゴールドぐらいだね」

「3ゴールド!?」

「まぁ、すこし歩けば生えてるしな、あと効果は高くないからこんな風に加工しないとなかなか傷の回復や体力の回復は難しいだろう?」

「はぁ~」

「あんた、薬草しらないのかい?」

「薬しか知らなくて・・・」

素直に答える

「そりゃ~ずいぶん景気のいい話だな!!」

笑って答える

「薬草単体は効果は少ないからしょうがないったらそうだが、薬草ぐらいは覚えた方がいいぜ」

「はい、肝に銘じます」

「薬草はいった通り効果が低い、だからその村、町で薬にして売ってる。単体食べても気持ち回復したかなって感じだ。薬にすると薬草の量も多く他の物の効果で回復が促進されるから高くてもそっちのほうがいいぜ」

「わかりました!!」

ドラゴンスレイヤーでは薬草単品で回復してたけど・・・

そうはいかないと!!

あれ?まてよ?

「ちなみに薬草と他の草とかあれば自分でもできるってことですか?」

トーマスさんは不思議な顔をして

「できないことはないが・・・あんたやったことあるんかい?」

「ないっすね~」

「なら難しいかもな。でも誰かに教えてもらうとかレシピを知れば大丈夫だと思うぞ!」

レシピ?なんかこれって・・・

「ちなみに武器防具も作れますかね?」

「そうだな~鍛冶屋に聞いたり工房があればいけるんじゃないか?」

やっぱり、スガイオータムと似ている

自由度の高いゲームだったからな

アイテム、武器、防具の制作は自分の手でも作れた

あと薬は竜伝説のシステムに似てる

民間で作った薬なんてものもあったしな

ここまで聞いたなら・・・

「あの魔導書とかあります?」

「魔導書??」

顔が厳しくなる

「あ・・・そうで・・」

「うちにはないよ!!魔導書は!ほしいならそれこそ町に行った方がいいぜ!」

「え!!あるんですか魔導書!!!」

「いや!ないって!!」

「あ、あ~魔導書って町にあるんですねってことで」

慌てて聞き返したせいでおかしなことに

「そういうことか、あると思うぞ。けど威力や効果の高いのは城下までいかないと難しいだろうな。町なら初級がいいところだな」

「わかりました!!助かりました!!」

魔法の可能性も捨てないでよくなったな

「それにしてもあんた旅人のわりにモノ知らないな~」

これはなにか疑われてるか??

「ニックから聞いたが二ホンってところから来たんだろ?そこはそんなに裕福なのかい??」

「いや、あの~ま~裕福かもですね」

焦りん答える

「そうなんだな~そんなところからでるなんてやっぱ、変わり者だな!!」

笑いながら言う

「ですね」

俺も笑って答えた

だいぶこの世界のこと少しわかったな

知らぬは一生の恥じってね

今のうちにいろいろ知っていくのはいいことだ

するとトーマスさんは

「ところでにいさん、折り入って頼みというか依頼したいことがあるんだが・・・」

「頼みですか??」

トーマスさんが話はじめた

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