第4話 到着、ムスカ村
時刻は17時過ぎやっと村が見えた
辛かった・・・序盤でこんなに苦戦するとは・・・
数時間まえ・・・
突撃ウサギが現れた!!
「キーック」
「キューーー」
ウリウリボーが現れた!!
「キーック」
「ブーーーー」
ミニゴブリンが現れた!!
「キーック」
「ケェーーー」
・・・・
すべてファンシー!!
かわいい獣たちを蹴り殺すいい年したおっさん・・・
「俺の方がモンスターじゃねーか!!」
ダメだこのままだとメンタルが!?
「しかたない・・・ここは!!」
出刃リスが現れた!!
「♪トントントントン、タチツテトン!!!」
(蹴り)
「ギューーーー」
「タチツテトン!!」
(蹴り)
「キューーーーー」
「トン!!!」
(蹴り)
「ブーーーーー」
「トゥン!!!!」
(蹴り)
「ケェーーーーー」
・・・
・・・・・
・・・・・・
現在
リズムに合わせることで戦闘に音ゲー的要素を足してなんとかメンタルを守った・・・
あのままだったらどうなっていたことか・・・
「ファンシー恐ろべし!!」
だが、軽快に倒したおかげでLvが4になっていた。
しかも売却アイテムもそこそこ
ゲームでも世知辛いな・・・
そんなこんなで村の入り口
(ここで不安なのはただ一つ、言葉だ・・・)
ここまでは人に会うことなく軽快にモンスターの相手をしていた
話すことなくただただ歩いていただけだ。
しかし、村という対人をおこなうのはこれが初
もし、ここで言葉が通じないそんなザ異世界だった場合
おそらく俺は・・・つむ!!
(頼む・・・日本語であれ!!!)
「あ!あれは!!!」
第一村人発見!!!
(よし、話しかけるぞ)
一歩一歩近づき目の前へ
そして
「すいません」
・・・村人Aがこちらをみる
そして・・・口をひらいた
「なんだい?」
(しゃ!!!!ありがとうご都合主義!!!)
「あのアイテムを売りたいのですが」
「それならそこを右に曲がったところにある万事屋が買ってくれるよ」
「ありがとうございます」
頭を下げ言われた方に向かう
どうやらまだなんとかなる!!!
言葉が通じる金があるとなればたいてい何とかなる!!
どうやら、なんとか命をつなぐ最低限のことはできそうだ
言われた建物の前へ
扉を開けて店主であろう人に話しかける
「すいません、アイテムを売りたいのですが・・・」
「おう、なにを売るんだい??」
いかにも商売人な感じで気さくに対応してくれる
「これなんですが」
端末で選択した売却アイテムをカバンから出す
「へぇ~えらく倒したもんだね~15個もあるなんてな~」
感嘆の声を漏らしながらアイテムを見ていく
「どれも一個20ゴールドで合計400になるけどいいかい?」
(正直相場まではわからないしかし、あのレベルのモンスターで20なら妥当だろ)
「よろしく頼むよ」
「まいど!!!」
400ゴールドを受け取る
そのまま店主に
「実は今夜の宿を探しているんだ。どこかないかな?」
店主が笑顔になる
「うちは宿もやってるんだ二階が空いててね!一晩20でどうだい?もちろん食事もつくよ!!」
「それはありがたい!お願いするよ」
「じゃ、部屋に案内するよ!こっちだ」
店主の後ろをついていく
正直どことなくRPGっぽいセリフ回しを楽しんでしまった
そしてまた実感がわく
人と話したことにまた現実感がでた
ただ、堀の深い顔の日本語は違和感だが
これも親切設計の一つなのだろうか?
実は日本語に聞こえてるだけで別の言葉とか・・・
考え出すときりがないこの世界
わからないことを検索しても意味がない
目の前のことから解決することにしよう
「ここが部屋だ好きに使ってくれ」
「ありがとう」
「飯のときにまた呼びに来るよ」
そういうと扉を閉め階段を下りて行った
その後軽く夕食を済ませそのままベットに横になる
(さすがに疲れた歩き戦い、そして謎の異世界みたいなもの・・・)
一日に凝縮された未体験が体を重くする
(眠いな・・・このまま寝よう・・・そして・・・)
意識が途切れる
そしての続きは起きたらわかるそれまでは・・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます