第3話
何なんだ。あの教室での爆弾発言から現在下校中。隣では何がそんなに嬉しいのか口笛で何かよくわからない歌を口ずさんでいた。はぁ〜俺はこれからこんなやつと3年間も過ごさないといけないのか。
今日の教室でのやり取りから間違いなく俺たちが付き合ってることになってるはずだ。だが自称神であるこのアホは恋愛できない。プラス俺も恋愛に興味がないプラス3年間で恋人を作らないと俺たちは死ぬ。まじでこいつ殺したろか!
隣を再度見ると向こうもこっちを見てたのか大きい目をパチクリしたあと、顔を赤らめる
「葵さん、そんなにみつめないでくださいよ〜子供ができちゃいます〜」
無視だ。隣で「……えっ?無視?なんでですか〜」と騒いでいるが無視だ。とりあえず今後どうするべきかこいつとは契約上離れられない。半径五メートルどのくらいだ?かなり短い。てことは
「おい、アホ初!半径五メートルを離れたら俺たちは死ぬんだよな?ならもし体育の時間とかどうする気だ?それだけじゃない男女別の行事などがあった場合俺たちは終わりだぞ?」
俺が懸念を伝えると何故か「えへへ、やっと話してくれましたよ〜」とデレデレしてるからこいつの頭にチョップをお見舞いした。
初は「なにするんですか〜痛いです〜」
と腹立つ声でしかも上目遣いで聞いてくるのでもう一発チョップしようとおもったら何かを感じ取ったのか初が
「じょじょうだんですよ!!だからもうやめてください!えっとですね〜確かに男女別のは問題ですが安心してください。半径五メートル離れても10分以内に近づけば問題ないので!」
と無駄に豊満な胸を張って俺に説明したのだがそういう問題じゃねぇと思って反論しようとしたがまためんどくさくなりそうなのでそれについてはおいおいでいい。今は昨日訳のわからんことがあって寝不足だったので早く帰って寝たい。
俺は眠たさが勝ってしまい今の問題から現実逃避した。それが不味かったのは後々理解することになる。
「葵さん!今日デートたのしみましょうね?」
忘れてた。こいつそんなことを言って教室から出たんだ。だがお願いを聞く必要は「あっ。今日デートしないと死にますよ?一日一回天界に報告して一日でもラブコメをしなかった場合主人公剥奪で私と葵さんは粉々に粉砕です。てへ」
もういやや。こいつも天界にいるやつもみなしんでくれ〜
自称神さま少女は俺にラブコメをさせたいっていうけどさせる気あります?お前が邪魔してんじゃん! 無色透明 @nonono000
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