改訂作業の強い味方、パソコン画面の二分割!

 この方法はWindows10での分割方法になるため、お扱いのデバイスがWindows系のパソコンではなかったり、他のデバイスで執筆作業を行っていたりする方には、対応していない場合がありますので、その点はご容赦願います。既に書きおえている作品を書きなおそうとしたり、それに手を加えようとしたりする際に役立つ方法が、この画面の二分割です。二分割の方法は、パソコンの画面上(この場合は、改訂前の文章データーと新規作成の執筆画面になります)に出したい情報を出して、それぞれの最大化を解きます。それからキーボードのWindowsキー(スタートメニューと同じ形が描かれたキーです)を押しつつ、上下左右の方向キーを押すと、一つの表示データーは固定されますが、もう一つの表示データーは、方向キーの動きに合わせて、画面の上下左右(見やすいのは、左右設定ですね)に移動する感じです。


 こいつが、メチャクチャ重宝します。元々あった文章を書きなおそうとすると、書きなおした部分がどうしても消えてしまうので、修正箇所が微妙に分からなくなってしまい、最悪は元の文章で気に入っていた部分、改訂版にも使おうと思った良い文章が、ごっそり抜けおちてしまう場合もあります。改訂作業は「元の作品を活かしつつ、それをもっと良質な物に変えようとする作業」なわけですから、改訂前の作品で良いところがあれば、変に書きあらためるよりも、ずっと良い文章になりやすいです。僕も紙媒体の公募に送った作品や、ネット小説にあげた作品を書きなおす際は、その二分割を使って、新規作成の執筆画面に新しい文章を書いています。その方が、改訂前と改訂後の文章を見くらべることができ、作業の途中で休憩を入れたり、あるいは、作業自体を止めたりするときでも、新しい方の文章には手を加えず、元々の文章に目印、フォントの色を変えたり、その部分に蛍光サインを入れたりして、文章の役割分担を行うこともできます。


 改訂前の文章には目印などつけ、改訂後の文章はできるだけ弄らない。改訂後の文章は紙媒体の公募はもちろん、投稿サイトにもあげる作品なので、誤字や脱字はできるだけ少なく、また、特殊なエフェクトもできるだけ残さない方いいです。特に紙媒体の原稿は、執筆アプリによっては推敲機能があるものはあっても、その推敲を擦りぬけた物があったときにはまた、原稿の印刷を行わなければならないし、それに費やされる紙も決して少なくはありません。場合によっては、100枚以上の紙が無駄になることもあります。その裏面をメモ用紙にすることもできますが、公募の原稿用紙としては再利用できません。また新しく使う原稿用紙も、基本はA4用紙になると思いますが、500枚入りが5個入った箱も、紙の種類によっては結構な値段がする物もあります。加えて、重い! 買い物カゴから出したときの重さは、自分の予想以上に来る物があります。まぁ、持てないことはないですけどね。


 そんなわけで、紙の消費はできるだけ減らした方がいい。というか、その方が絶対に得です。A4用紙と一緒に違う紙も出て行ってしまいます。それをできるだけ防ぐ方法が、パソコン画面の二分割。そして、その後にやる推敲です。僕も何度推敲しても、誤字脱字を見逃してしまうことが多いので、これは可能か限りやった方がいいと思います。改訂前の原稿に書かれていた内容も、無理して覚えていなくてもいいですからね。便利な物は、自分のできる範囲で活かした方がいいと思います。


 ただ便利すぎる機能は、逆に使いづらいですが……。

 

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