Web小説の二重(マルチ)掲載を考えている方へ
紙媒体の公募では原則として二重投稿(他の文学賞に同じ小説を投稿すること)が禁止されていますが、Web小説の投稿サイトには小説の
一番楽な方法は、それぞれの執筆画面ごとに複写元である原本(Wordをはじめとする文章作成アプリや、メモ帳などのテキストエディッタで書いた元々の文章)をコピー&テイストする方法です。その方法を使えば、写す文章は同じでも、それぞれの方法に応じて、写した文章を弄れるので、作品を公開する時間や曜日などが異なっている場合以外は、この方法を行った方が良いかもしれません。僕の場合は作品ごとに方法を変えていますが、自分の経験則から言うと、その方が断然に楽だと思いました。複写先の執筆画面に複写元である別サイトの文章をそのままコピーすると、ルビや傍点などが変な風になることもあるので、基本は執筆用のアプリやテキストエディッタで書いた原本を写した方がやはり良いです。ただ、文章の修正がちょっと面倒ですけどね。
ただ、それでも二重掲載が便利なのは確かです。作品の可能性を広げる意味では、作業自体はやや面倒でも、それをやる意義は充分にあると思います。今は投稿サイトの傾向によっては、載せている作品が書籍化される可能性もあるため、その可能性がたとえ僅かであっても、それに挑む行為は無駄ではない。むしろ、どんどん挑んでいった方がいいと思います。自分の夢や志、可能性を試す意味では、それを表せる舞台は少しでも多い方がいいでしょう? 投稿サイトごとで行われるコンテストによっては、作品の二重掲載を禁止していたり、逆に様々な条件付きで二重掲載を許可しているものがありますが、そのコンテストがもし、二重掲載を許可しているのであれば、挑んだ方が得策かもしれません。僕も、そういう作戦を
とまぁいろいろと書いた感じですが、二重掲載の組み合わせとして、僕なりにまとめてみたいと思います。僕は2020年現在、三つの投稿サイトに登録していますが、その組み合わせで「最も良い」と感じる組み合わせは、「小説家になろう」と「カクヨム」の組み合わせです。ある意味で一番スタンダートな組み合わせかもしれませんが、自分としてはこれが一番いい組み合わせでした。小説家になろうは投稿サイトの中で閲覧数が最も多く、カクヨムは読者の方が親切で良識的な人が多い印象なので、創作自体の意識はもちろん、人と人との繋がりを深く感じることができます。だから、この組み合わせが最も好きですね。これからも、この二重掲載は続けていくつもりです。
「二重掲載なんて、やっぱり邪道!」
「創作者なら、一つの投稿サイトに心臓を捧げろ!」
そういった考え方も当然にあるし、そういう考えの方を否定するつもりはまったくありませんが、このエッセイが「二重投稿、やってみようかな?」という方の参考になれば、幸いですm(_ _)m
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