第3話 授乳でスキルUP色々な意味で。

 (どうやら魔王と正妃の間に生まれた長男らしい。他に兄姉が19人もいるのか。そして両親、どっちも同性と経験ありってなんだよ。)

 (あ、そうだ。鑑定ってステータス……数値も見れるはずだよな。MAXなんだから可能だよな。どれどれ。)


 ザイン・ペタン

 HP:多過ぎて割愛

 MP:多過ぎて割愛

 腕力:多過ぎて割愛

 体力:多過ぎて割愛

 知力:多過ぎて割愛

 魔力:多過ぎて割愛

 敏捷:多過ぎて割愛

 器用:多過ぎて割愛

 運 :多過ぎて割愛

 スケコマシ:多過ぎて割愛

 気遣い:それなりに

 

 スキル:多過ぎて割愛

 称号:多過ぎて割愛


 (はい、鑑定が仕事しないパターンね。ちなみに母であるルシアのステータスも同じだった。スケコマシが媚び売りとあざとさだったくらいで。)


 (じゃぁ自分のはどうだろうか。)


 ルイン・ペタン

 HP:5000

 MP:5000

 腕力:10

 体力:10

 知力:50

 魔力:500

 敏捷:50

 器用:500

 運 :ある方だと思う

 スケコマシ:∞

 気遣い:50

 あざとさ:100

 可愛さ:100

 精力:100

 

 スキル:身体強化MAX、疫病耐性MAX、免疫耐性MAX、鑑定MAX、空間収納、言語能力(話す・書く・聞くのお手軽3点セット)

     スキル獲得率超上昇、スキル熟練度獲得超上昇、異性好感度超上昇、能力吸収、授乳、性豪


 (なんかステータスの項目色々おかしくね?人によって項目が違うとかさ。これなんてクソゲー?)

 (でも一部ぶっ壊れだけど普通……なのかな?でも授乳とかスキル取った覚えないけど……)


 最後に自称女神が勝手に追加したスキルなのだが、授乳時に能力吸収のコラボで色々貰っちゃいなYOという事なのだが。

 

 (そういや、名前はルインなのか。多分両親の名前をドーンとくっつけようとかいう結果なのだろうけど。)


 「あぁっぁ、だぁぁあぁ」


 その様子を見て空腹だと思った母ルシア。

 (産まれたばかりですよ。それとも魔族は微妙に生体違うの?)

 徐に胸を出して赤ん坊であるルインを抱きかかえ唇に押し込んだ。

 せっかくなのでいただく事にする。

 「んちゅーんちゅー」


 「あんっ、なに、この子生まれたばかりなのに。」

 

 「どうしたルシア。」


 「あぁんっ。な、なんでもないわ。吸い付きが良いからびっくりしただけ。」

 んちゅーんちゅーと適当に吸ってる赤ん坊ルイン。

 母ルシアの顔はえっちな事をしているかのように恍惚の表情を浮かべている。


 2分に渡る授乳の先で漸く口を話した。

 「けふっ。」

 飲んだ後のゲップは人間と同じようである。

 

 「じゃぁ俺は職務に戻る。悪いな、最近人間の侵攻があちこちであるから大変で。」

 (そんな能力高いなら魔王自ら行ってさっさと滅ぼせば良いのに。何か縛りでもあるのか?)


 魔族は戦闘能力は高いのだが、基本面倒くさがりが多い。

 自分から出向いて戦うとかは部下に任せて、家で嫁といちゃいちゃしたり妾といちゃいちゃしたりが上層部なのだ。

 魔族は実力主義、一夫多妻も一妻多夫も認められている。

 もちろん奴隷やメイドなんてのもいる。

 この部屋には乳母やメイドもいたのだ。


 (あ、授乳したらなんだか眠く……そういえばステータスどうなったなろう。まぁいいか起きたら見てみよ……すぴー)

 

 「あらあら、もうおやすみなのね。それにしても凄かったわぁ。あの人より巧いかも。」

 魔王、0歳児に乳〇責めで負けてるぞ。


 「赤ん坊に濡れさせられるなんて。」

 ルシアはイっていた。自分の産んだばかりの息子の授乳によって。

 

 「ねぇ、貴女達もお乳出るわよね。授乳の度に交代でこの子に飲ませなさい。これから暫くは出来るだけ多くの乳を飲ませるのが仕事です。」

 乳母やメイドたちは一斉に頷いた。

 この時母は何かに気付いたのかもしれない。

 それとも自分だけ乱れたのが悔しかっただけかもしれない。

 感じている様子はメイドたちには見られている。

 目を逸らされた父・魔王ザインだけが見ていないのだ。



 それから数時間後、ルインは目が覚める。

 綺麗な布で覆われたベッドで寝かされていた。

 「はぁいおっきしましたねぇ。今日からあなたは色々な人のおっぱいを飲んで色々吸収していきましょうね。」


 (赤ん坊に言っても普通は言葉理解出来ないだろう、俺だから可能だけどさ。)


 (そういえばステータス……)


 ルイン・ペタン

 あざとさ:200

 可愛さ:200

 精力:200

 スキル:マテ、ちょっとだけよ、メッ、おあずけ、乳〇責め、感度超上昇(相互)、性転換(1日2回まで)


 (上昇した数値と新たに覚えたスキルがこれだが、ナニコレ)

 マテ:対象を一時的に行動停止にする。

 ちょっとだけよ:その気にさせといておあずけする。

 メッ:お仕置き。注意。これをされると異性は謝りたくなる。

 おあずけ:半生状態。焦らし。イきそうでイけなくする。

 乳〇責め:乳〇を責める技術が匠。巧みではなく匠。

 感度超上昇:自分、または相手の感度を0~10,000まで好きに弄れる。基本は5,000とかなり高め。3回半でイってしまう。

 性転換:TSもこれでOK。やっぱり入れて入れられて楽しみたいよね。



 (ツッコミどころ満載のスキル群だな。こんなんばっか108個になったら魔王軍終わりじゃね?)


 これから1年で乳母・メイドを始め約50人の利き酒ならぬ利き乳を体験する。

 どうやら自称神の言った通り熟練度がモノを言うようで、得たスキルはMAXと表記されていないもの以外は回数を重ねる事でUPしていった。

 ただ、流石に性転換だけは試す勇気がなかった。おむつを変える時にバレてしまうからだ。


 こうして3歳になるまで乳によりスキルと熟練度を貯めていった。

 懸念があるとすれば、戦闘に役に立たないものばかり……

 いや、戦闘主体の者の乳も経験している。四天王の2人は女性だった。

 戦闘系スキルも得るには得ている。ただ、3歳までの間に使う機会がなかった。


 おむつがとれてからは性転換も試してみた。

 本当に女の子になっていた。

 そしてもう一度使う事で男に戻れた。

 面白いので毎日やっていたら1日の使用回数が6回にまで増えた。


 冒険者やるなら女の子の方が得だよなとか考えていたルインである。

 そしてもう一つ発見した事がある。

 それは、男の時はS、女の子の時はMである事に気付いた。


 なんかもう善行とか忘れて肉欲に溺れる予感しかしていないルイン幼児だった。

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