第4話 1944年8月21日 東京 滝野川

「あら、加藤さん・・・。きょうは何か御用ですの?」

戸を叩く音に玄関に出てきた敦子を、まぶしげに見やった角刈りの青年は、ええ、と頷くなり視線を手元の風呂敷に落とした。くりくりとすばしこく動く黒い目の下にある頬は僅かに赤く染まっている。

「研究室に届いた郵便をお持ちしました。明日お帰りになるという事でしたので・・・。急ぎの物もあるかもしれませんから」

別にそれほどまで急ぎの郵便があると加藤が思っているわけではない。言ってみれば口実である。口実の向こう側にある本心は即ち敦子と一目でもいいから会うことであったが、そんなことに全く気付かない敦子は恐縮したように頭を下げた。

「それはご苦労様です。本当に明日帰って来るのでしょうか、父は?時々、言った通りの日に帰って来ないこともありますの」

敦子の心配そうな口ぶりに加藤は慌てていやいや、と手を振ると

「大丈夫でしょう。大学にも電話があったみたいです」

「でも、鉄道はあてになりませんからね」

この頃になると、さすがに正確無比を誇っていた日本の鉄道も故障や燃料の不足などが重なり、とりわけ長距離列車では遅延や運休が目立ち始めていた。敦子の心配そうな言葉に

「呉から軍用機に同乗して帰られるということでした」

と加藤は答えた。

「あら、そうなのですか?呉・・・」

敦子はむしろ表情を硬くした。呉と言えば軍事の街である。九州にも近い。

「ええ、今回の出張先は大津島でしたから」

「あちらは空襲があると聞いているけど飛行機でなんか・・・。大丈夫なんでしょうか?」

どうやら教授は律義にも家族に出張の行き先を伝えていないようである。軍事関係での旅行に際しては家族にも行き先を知らせてはならないという通達を守っているのだ。

「九州はそう聞きますが、呉は今のところ大丈夫みたいですよ」

なるべく明るく響くように加藤は答えた。この青年は髪を短く刈り上げ良く日に焼けていて短距離の陸上選手のようだが、れっきとした牟田の弟子である。青白く痩せた理工系の学生が多い中で、珍しいタイプなので敦子も良く覚えている。ほっとしたように表情を緩めると

「冷たいお水でも飲んでいかれたらいかが?」

と敦子は加藤を誘った。

「ええ、でも・・・」

一目でもいいからと敦子に会いに来ただけの加藤は思いがけない誘いに躊躇ためらいを見せた。敦子はそれを自分一人きりの家に上がり込むことへの遠慮だと受け取って

「大丈夫です。お里もいますし・・・お里が、ちょっと手が離せなくて私が出ただけですから」

と続けた。

「そうですか。じゃあ、お邪魔させていただきます」

強がって見たものの、乾いた喉を潤せるのがよほど嬉しかったのか、それ以上のものがあったのか、加藤はいそいそと背を屈めるようにして牟田邸の低い玄関をくぐった。

敦子が手ずから運んできた盆にはコップ一杯の水の他に皿に羊羹ようかんが一切れ載せられていた。水は美味しそうに飲み干したものの、羊羹をちらりと一瞥したきり手を付けようとしない加藤に敦子は不思議そうに尋ねた。

「あら、羊羹はお嫌い?そうね、お水じゃね。お茶をお出ししましょうか」

「いえ、そんな贅沢なもの・・・」

そう言ったものの加藤の視線は、まるで子供のように羊羹に釘付けになっている。敦子は軽く笑い声をあげた。

「いいのよ。父の貰い物ですもの。それに父はあまり甘いものは好きではないのですよ。どうぞ、お気になさらず召し上がれ」

「そうですか・・・では」

甘いものによほど飢えていたのか、茶も待たず、楊枝も使わず手でつまむと一口でぺろりと羊羹を平らげた加藤の様子を敦子はにこにこしながら眺めていた。

「こんなにおいしいもの、久しぶりです」

落ちると心配しているかのように頬を手で押さえた加藤に、

「それはようございました。お裾分けで申し訳ないけど、喜んでいただけたなら嬉しいですわ」

と言った敦子に、

「五つのパンと二匹の魚・・・ですね」

と加藤は呟いた。その言葉が、ルカ伝の一節のことだと気付いた敦子は、警戒するような眼で加藤を見た。キリストが弟子の持つ僅かな食料を祝福と共に貧しい人々に分け与えると五千人の飢えを満たした、というキリスト教徒には有名な言い伝えである。

「加藤さん、キリスト教徒なのですか?」

「ええ、実は・・・」

そう言うと加藤は頭を掻いた。

「では教団の方?」

恐る恐るという風に敦子は加藤を見つめた。

「いえ、僕は教団には入っていません」

「ああ、そう・・・」

ほっとしたような様子の敦子に

「教団と何かあったのですか?」

という 加藤の質問に答えず敦子は

「加藤さんは、どうして・・・私がキリスト教徒だとご存じなの?」

と逆に尋ねた。

「すいません、大学に入ったばかりの頃、風間さんが話しているのをたまたま聞いちゃって」

「そうですか・・・」

ちょっと前まではキリスト教徒であることで住みにくい世の中というわけではなかったのだが、今は教団が統一され政府の管理下に置かれている。特別高等警察、いわゆる特高にも目を付けられているらしい。

「どちらの教会に属されていたのですか?」

「天主公教会です。お嬢さんは?」

「私は・・・日本基督教会です」

「ああ、霊南坂れいなんざかの」

天主公教会はカソリック、日本基督教会は長老派のプロテスタントの教会で教義も違うが、今どちらも抑圧されていることに変わりはない。

「ええ」

大本だいほんの摘発以来、宗教に対する目は厳しくなりましたね。今ではキリスト教ばかりか仏教も疑われているようです。それでおやめになったのですか?」

「それもないわけではないですけど・・・」

大本教の摘発とは千九百三十五年におきた内務省による新宗教大本本部への強襲捜査及び開祖出口なお、教祖きょうそ出口王仁三郎でぐちわにさぶろうの逮捕のことである。大本は治安維持法や不敬罪など数々の罪状を付され、壊滅的な被害を受けたが、実際に逮捕者に下された判決は微罪であった。

しかし内務省による弾圧が司法に退けられたにもかかわらず一向に宗教への弾圧は納まらなかった。そのため宗教関係者の間では却って、司法を無視して弾圧を続けることをいとわない内務省・特高警察への怯えが広がった。

当初、特高の目はキリスト教にまでは及んでなかったが、国家神道に対する教徒の反発は靖国神社への参拝拒否のような形ですでに表れていたし、国際的な繫がりを標榜ひょうぼうする教義が時勢と相容れないことは明らかだった。

そんな空気の中で開戦直前に日本を離れたアメリカ人牧師の一人が敦子の心酔していた牧師であった。その牧師が最後に残した、

「いずれ、この国では再びキリスト教徒が迫害されることになるでしょう。アツコ、現人神あらひとがみと言われるミカドとキリスト教の教義は本質的に相容れるものではありませんからね。キリスト教は改めて迫害を受けることになるかも知れない。残ったとしてもそこで認められるキリスト教は本来の教義とは異なるものになってしまうでしょう。でもあなたが聖書を手に神を信じ続けていればあなたは立派なキリスト教徒でいられます。もし教会が歪められたなら、あなたは無理に教会にいる必要はありませんよ」

という言葉に背中を押されたかのように敦子は教会を辞めた。その敦子の話に加藤は頷いた。

「僕も同じようなものです。子供の頃は結構熱心だったんですけどね・・・。と言っても僕なんか、復活祭や生誕祭にもらえるお菓子目当ての信者でしたが」

加藤は懐かしげな眼をしたが、敦子は目を伏せた。

「教団から何か言われたのですか?その・・・教団に入らなかったことで」

「そういうわけではないのですけれど・・・」

一つにまとめられたとはいえ、もともとバラバラに活動してきた教義の異なるグループが無理やり纏められたのだから教団の中にもいろいろと軋轢あつれきが起きたらしい。そうなるとものを言うのは信者の数となるわけで、敦子の属していた教会に以前一緒に通っていた中年婦人の一人が敦子を教会に熱心に引き戻そうとしたことがあった。首を縦に振らない敦子に業を煮やしたのか、その婦人が最後に敦子に向かって

「あなたのような棄教者ききょうしゃは、信心を最初から持たない人より罪が重いのですわ。いずれ地獄に堕ちますことよ」

そう捨て台詞ぜりふを吐いて出て行った時のことを敦子はいまだに忘れえないのである。その話を母以外に初めて打ち明けた敦子を、慰めるように加藤は

「気にすることはありませんよ。僕らの心の自由はいかなる人々にも侵されることはない。僕はそう信じています」

そう言って励ました。

「ありがとうございます」

嘗て信仰を分かち合った人から侮蔑的な言葉を投げかけられた、寄る辺のない思いが救われたような気がした。一瞬涙ぐみそうになった敦子を優しい目で見ると、

「さあ、僕もそろそろお暇をしないと。ずいぶんと長尻ながっちりをしてしまいました。ほんとうにごちそうさまでした」

そう言って椅子から立ち上がった加藤を敦子は玄関まで見送った。玄関の扉が閉まった音を聞きつけ、すぐお里が勝手から姿を現した。

「よろしいんですか?いくら旦那様の教え子とは言われても・・・。奥様がいらっしゃらない時に男の方を家にお上げになるなんて・・・」

「あの方は大丈夫ですよ。それに父の教え子です」

にっこりと微笑んだ敦子にお里は口を尖らせた。

「でもお嬢様には風間さんと言うれっきとした方がいらっしゃるんですから」

如才なくお里のような女中にも接している風間はお里の頭の中で敦子の許婚いいなずけの位置を占めている。

「前にも言った通り、風間さんと一緒になるなんて私は決めていませんよ」

敦子はぴしゃりと言ったが、お里はその言葉を軽く受け流すと空になった皿をまじまじと見て、ため息を吐いた。

「それに羊羹まで・・・。ご主人様がいただいてきてお嬢様のためにお残しになっていたものでございますよ。ご遠慮なさるのが筋ですのに、なんて厚かましい」

「お父様のお使いでいらしたんですから構いません・・・。いつまでとっておいても黴るでしょうし。でもそうね。お父様にはこのことは内緒にしておいて頂戴」

そう言ったのは羊羹のことを知られるのが嫌だったわけではなく、そのことを知られれば加藤の名を出すことになる。自然と何を話したのか聞かれることだろう。それは避けたいと思ったからであった。

「分かっております。それにしても・・・」

お里は空になった皿を悔し気に眺めている。余程羊羹の事が惜しかったらしいその表情に敦子は微笑んだ。

またの機会などあるかどうかは分からないけど、次にお菓子を貰ったらお里に半分あげることにしましょう。

五つのパン・・・久しぶりの懐かしいお話だった。


加藤は駒込駅から電車に乗り込んだ。ホームにやってきたのは新しい三段窓の大型車体で、乗るのは初めてである。見渡せば長座席の腰掛も窓枠も、荷物棚に至るまで木製で、ほんのりと木の香りさえ漂っている。金属をいかに使わずに車両を製造するか、苦肉の策に違いあるまい。鉄道省もよほど苦労しているのであろう。

会社員や職業婦人らしい中年の女性、近くの農家の男に混じって、国防色の軍服を着た若い陸軍兵士たちが三人、揺れる電車の中で吊り手にも捕まらずに直立している。

大陸では軍紀が乱れているという話もときおり耳にするが、ここにいる若い兵隊たちは澄んだ、いい瞳をしている。こういう若者たちがいずれ命を賭し、死を厭わずに、という気持ちで敵地に乗り込んでいくのだろう。だが、命を賭すことは確実に死を迎えるという事ではない。

加藤は唇を噛んだ。

陸軍と海軍の違いこそあれ、いま牟田が助言をしている兵器は彼らのような若者を絶望的で絶対的な死に追いやるのだ。加藤はその考えを振り払うようにかぶりを振った。しかしいくら頭を振っても脳裏からその考えが振り落とされることはなかった。いくら戦争とは言え、踏み込んではならない領域がある。それは、必死ということだ・・・。

牟田が委嘱されている研究が「必死の」兵器であるのではないかと加藤が気付いたのは三か月ほど前、晩春のある日のことであった。


教授に質問があって研究室に入ろうとした時、しまりそこねていた扉の中から牟田と誰かが話している声が漏れてきた。加藤は客がいるのに躊躇ってドアの前で立ち止まった。ちょうどその時、中から、

「あれはいらなくなったんですよ」

という快活な若い声が聞こえてきた。時折研究室に顔を見せる仁科と言う海軍軍人の声だった。盗み聞きをするのは悪いことだと思いつつ、ついそのまま二人の会話に耳を傾けた加藤は話の内容からどうやら牟田が海軍に委嘱されているのは敵艦に体当たりするための人間魚雷であるらしいと感づいた。

そのままきびすを返し研究棟を出ると、近くの陰に隠れて暫く加藤は出口を見守っていた。数分後、棟から出てきたのはやはり仁科だった。仁科が去っていったのを見届けた加藤は教授への質問はやめてそのまま駒沢にある下宿へ戻ったのである。

人間が魚雷を操縦して敵艦に突入するとは・・・。その時、渋谷に向かう電車に揺られながら加藤は思い続けていた。

なんて恐ろしい考えだ。

だが、それにもまして恐ろしいのは操縦に失敗したり故障したりで敵艦に突入することもあたわずに水底へ沈んでしまう事のように思えた。材料が払底しているこの時代、平凡な実験でもしばしば失敗が起こる。

水底で次第に薄くなっていく空気の中で迎える孤独で無意味な死・・・。

いや、

加藤は思いなおした。

これは新兵器だ。新兵器である以上、相手に捕獲されることを避けるために自爆を強要されるであろう。敵を傷つけることも叶わず、逃げることも叶わず、失望と屈辱の中で一人迎える自爆死。

戦争である以上、死を避けるわけにも行くまいが、突撃した以上どんな形であれ死を避けられないような兵器・・・。だが死を避けるために兵隊たちは尋常とも思えぬ鍛錬をしているのではないだろうか。

その兵隊に向かって例え誰であろうと死を強要するのは冒涜ぼうとくに等しい、理不尽な行為である。そんな理不尽な行為を強要する兵器であると承知して、我々の研究室は研究を続けるのであろうか?

そう悩みつつも加藤は暫く推移を見守ることに決めた。牟田がこの研究を止めてくれればいい。脱出装置が不要になる以上、研究のテーマは極めて限定的で、これ以上牟田の協力を必要とするように思えなかったのである。

牟田がどう言おうと兵器は開発され、いずれ使用されることは間違いなかろう。しかし、知ってなおその開発に関わり続けるかどうかは良心の問題である。仁科との話を聞いていた限りではどうやら、牟田はそれまで委嘱されている研究が出撃する兵士の絶対的な死を前提とする兵器とは知らなかったようである。ならば・・・。


しかし、以前より回数は減ったものの海軍軍人たちの訪問が絶えることはなかった。その中に、あの仁科もいた。

一見すると仁科は礼儀正しい、好ましい軍人である。

彼は自らが最初にその兵器で突撃していくと語っていた。そうした自己犠牲を一概に否定するつもりはない。自己犠牲の吐露とろは人を魅了する。

だが、その志をりょうとしても、他の兵隊たちの全てが果たして仁科のように自らの意思で死を避けえない兵器に乗り込むようなことがあるのだろうか。或いは命じられ、或いは周りの目を気にしてその圧に耐えきれずしかたなく乗り込まされるのではないか。

自らの意思で乗り込むのだから良いのだ、と快活に答えていた仁科の言葉は絶望に身を晒しつつある兵隊の思考である。指揮を執る者としての言葉ではない、と加藤は思った。加藤の目にはいつしか仁科の颯爽とした姿に灰色の虚無の影が重なって見えるようになった。

ならば、研究室を出て別の教授の下に変わるという選択肢もないではないが、加藤にはそうしたくない理由があった。

一度招かれて牟田の邸を訪れた加藤は一目で敦子にかれてしまったのである。敦子が風間の許婚に擬されていることは大学の研究室でも知られており、最初はどんな人なのかと興味半分だけだったが、邸を辞する頃にはいつかこの人を妻にしたいという思いで加藤は逆上のぼせあがっていた。敦子の方でもすぐに自分の名を覚えて、頻りに「加藤さん、加藤さん」と呼んでくれたのが嬉しかった。

それに周りで囁かれているほど敦子が風間に興味を示している風でもない。万事慎ましやかな女性の多い時代とはいえ、やはり愛し合う男と女の間には通じ合うものが垣間見える。敦子の方は風間に対してそうした素振を全く見せない。

例えそれが自分の勘違いであろうと、自分に機会チャンスが全くないという訳ではない、加藤はそう考えた。

そのことが、加藤が牟田の研究室にずるずると居続ける大きな理由だったのである。自分の行動が仁科に比べていかにも軟派のようで忸怩じくじたる思いもするが、硬派がすべて正しいわけではないだろう。そもそも戦争などおっぱじめたのは硬派が己の考えに捕われて行きつくところまで行ってしまっただけだというのが加藤の考えである。


そして今日、敦子と話し、彼女がまだ密かにキリスト教を信じているという事を知ったこと、そして自分もキリスト教徒だったと告白したことで加藤は彼女と一層近づきになれたような気がした。

加藤が抱いている牟田教授の研究に関する懸念を話すにはいい機会だったし、キリスト教を信じている敦子が自分に同調してくれる可能性は高いと加藤は思ったが、どうしてもそのことは切り出せなかった。

それを切り出せば敦子は迷うであろう。もしかしたら一層、二人の仲は深まるかもしれない。しかし、父と娘の関係はどうなるであろうか・・・。

或いは逆に父親を赦すために自分と疎遠になってしまうのではないか。

がたごとと電車は揺れながら東京の街を走っていた。兵隊たちは大塚で降り、新宿からは大きな荷物を担いだ商人らしき男たちがたくさん乗ってきた。

もうすぐ渋谷だ。そう思って目を上げた加藤の耳朶じだを、新品の車両のものとはとても思えぬ、ギーッという悲鳴のようなブレーキ音が打った。

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