紙切れを崇高する愚か者

シィータソルト

拝金教は自らの首を絞める

握りしめている紙切れを信仰をして

大事なものをアスファルトの下へ埋めてしまった


土は生きて行く為の自然の恵みを育んでくれたのに

土から這い出ていた草木は酸素を漂わせてくれたのに



埋め尽くしてさらに加工してしまった

この加工紙を信仰すればするほど、大事なものが埋まっていくんだ

そして住んでいる場所は穢れていつの間にか住めなくなり


最後の飲食物を獲り終えた時、お金は食べられないことに気付くのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

紙切れを崇高する愚か者 シィータソルト @Shixi_taSolt

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る