「雫さん」

 一日の学校でのスケージュールを終え、部活に所属していない雄二はそのまま帰宅した。雫とはあの後何だかんだで意気投合し、別れる前に連絡先を交換した。彼のスマホに女の子の連絡先が入るのはこれで初である。雫と雄二クラスは違っており、雄二はAクラスなのに対し雫はBクラスだった。彼女は茶髪のショートヘアーが特徴的な可愛らしい見た目をしていた。雄二は上機嫌に軽くスキップをしながら家に向かう。

(お先真っ暗な青春でこんな幸福が訪れるなんてなぁ)

 彼は帰路でもニヤニヤが止まらなかった。家に着き、部屋に行くと真っ先に自分のスマホの連絡先を確認する。何度見てもその画面には千堂雫の名前と連絡先があるのが確認できる。

「これで少しはマシな学校生活が送れるのだろうか」

 いつもは帰って来るや否やギャルゲーを始めるのだが、今日の出来事が嬉しすぎてずっとスマホ画面を見ながらニヤニヤとしているのであった。

「せっかくだから何か送ってみるのもいいんじゃないかな」

 そう考えた彼は今度は送る文章を考え始めた。

「明日も一緒にお昼を食べませんか・・・いやいや、これは流石に馴れ馴れしすぎる。それじゃあ・・・今度映画でも見ませんか・・・これじゃあ悪化してるし」

 そんなことをブツブツと言いながら色々と彼なりに試行錯誤をしていた。その結果「今日はありがとう、すごく楽しかったよ」というデート後かよとツッコミたくなるような文章に行きついた。修正した方がいいのだろうが対人スキルの低い男なのでこれはいた仕方無い。

「送信・・・っと」

そしてしばらく返信が来るまで待った。送信してから5分、10分ぐらい経過したが、彼にとって何時間にも感じられた。それくらい今か今かと緊張しながら返信を待っていたのである。そして30分経った辺りからもしかしたら送信し・・・の内容が悪かったのではないのかという不安が頭をよぎった。

(なかなか返信が来ない・・・送った内容が何かまずかったのかな・・・)

 そんなことを考えていたらいつの間にか2時間を過ぎていた。不安で精神がすり減ってきたのでスマホで適当にニュースを漁っていた。

「ん?なんだこれ」

 その中で一つかなり興味を引かれるニュースを見つけた。

「何々?最近、世界各地で隕石が衝突した痕のような大きな穴が発見されているだって?」

 詳細を見てみる。

「この隕石痕のようなものは2カ月前に初めてイラクのバグダットで発見され、その後米国やベトナム、エジプト、そして最近では日本でも確認された。大きさや深さはそれぞれ多少異なってはいるが、大体が円形で直径は20メートル前後、深さは10メートル前後なのだという...か。全く何でこんなものが今更見つかるようになったのだか」

 そんな感じにニュースを読んでいると、忘れていた時にメールの返事を通知する音が鳴った。

「き、きた!」

 期待と不安を抱きながら恐る恐る震えた手でメールを開いた。その内容は「うん、私も楽しかったよ♪また一緒にお話ししたいな」というものだった。これには雄二も自然と口元が緩んだ。かなり嬉しかったらしい。そして「僕もお話ししたいです」と返信を送った。文章が敬語になってしまっていたのは送った後に気が付いたのであった。


 そして次の日の昼休み、また食堂を訪れた。雫がいなかったらどうしようかと思っていたが、彼女は今日も中身が大量の弁当を広げて食事をとっていた。さっそく雄二は彼女に話しかけてみることにした。

「こんにちわ雫さん、今日も昼ご飯を一緒にしていい?」

 多少は緊張したが、落ち着いて話すことができた。すると雫は口に物を入れながらしゃべり始めた。

「こんにひわ、ゆうひくん、モグモグ...どうぞそこに座ってください」

 そう言って彼女は向かい側の席を指した。雄二は言うとおりにそこへ腰かけた。そしてようやく口の中が綺麗になった雫が嬉しそうに話しかける。

「いやー、どうしたのよ今日も、雄二君はもしかして私に一目惚れしちゃったとか?」

「っ・・・」

「え・・・?]

不意を撃たれ雄二は言葉を詰まらせてしまった。この反応では本当に一目惚れしたような感じである。

(まぁ、一目惚れをしているのは事実なのだが、これがバレるのは流石に気まずすぎる・・・)

 という訳で彼は適当に誤魔化すことにした。

「い、いやいきなり何を言い出すんだよ。びっくりして一瞬頭が真っ白になったじゃないか」

「あ、そ、そうだよね。ごめんね、いきなり変な事言っちゃって」

 彼女にとってさっきの雄二の反応はあまりにも予想外だったらしく、戸惑っている様子だ。

 しばらく最近のニュースやテレビ番組など当たり障りのない話をした後、雫はふと疑問を口にした。

「そんで田村君はなんでまた食堂の食べに来たの?いままでここに来ることは無かったよね?」

「え、なんでそんなことが分かるの?」

「そりゃ私はここでは食べる以外に人間観察しかやることがないからね。一緒に食べる相手もいないし」

「そ、そうなんだ。まぁ僕も一緒に食べる友達がいないから。昨日みたいに楽しく昼休みを過ごしたいなぁっと思って千堂さんを探してたんだ」

「やっぱり田村君は私に一目惚れして!?」

「ち、違う!」

 いたずらっぽく話す雫に雄二はとっさに否定した。実際は既にその美貌に惚れてしまっていたのだが・・・。

「それじゃあまた明日も食堂に来てよ。私は昼休みは大抵ここにいるからさ」

「え、あ、うん・・・分かった」

 彼にとって結構衝撃であった。いままで女の子にこんな風に誘われることは無かったためだ。それと同時に嬉しさから口元がニヤニヤとし、かなり不自然な表情となった。

「どうしたの?なんか何とも言えない表情をしているけれど」

「あ、いや、なんでもないんだ。それじゃあまた明日」

 そう言って昼休みが終わりかけていたため、そそくさと教室戻っていった。

 そして放課後になり雄二は帰路を渡っていた。その途中にある交番を見てみると、ゆーちゃんの愛称で親しまれている警察官と小学生くらいの男の子の姿があった。

「ねぇねぇゆーちゃん、今日僕テストで100点を取ったんだよ。すごいでしょ」

「おお!すごいじゃないか」

 ゆーちゃんは男の子の頭を撫でながら褒めていた。相変わらず嫌な顔一つせずに市民と接しいるのである。雄二はこの人がなぜここまで人に優しくできるのだろうかと交番を通りがかるたびに疑問に感じていた。そして毎回その警官が気になって仕方が無かったのであった。

 夕食の時間になるといつものように学校の出来事について話していた。しかし、今回はいつもと違って作り話ではなく実際に起こった出来事について話していた。

「今日ね。新しい友達ができたんだ。その子すごい大食いでさ、3人前くらいの弁当をぺろりと平らげちゃうんだよ」

「でも雄二くらいの年齢ならまだ成長期だろうしそれくらい男の子なら食べるのは普通だと思うがな」

「そうね、流石に女の子だったらびっくりしちゃうけど」

(まぁその子は女の子なんだけどね)

 その新しい友達は女の子だと言ってしまうと要らぬ誤解を生みそうなのでそこは伏せておくことにした。


 その次の日、学校の教室で授業を受けていた雄二は完全にうわの空であった。いつもは集中して先生の話を聞いているため、授業はあっという間に終わってしまう。しかし、今日は昼休みというものが楽しみでしかたなくずっとソワソワとしているため、授業の時間が途方もないほど長く感じられた。

 昼休みが楽しみな理由はもちろん、雫に会うことが出来るからである。

 まだかまだかと授業が終わるのを待ち、ついに4限の授業が終わるチャイムが鳴った。

「はい、それではこれで授業を終わりにします。今日やったところはテストに必ず出るからちゃんと復習しておくように」

 授業終わりに先生がそんな事を口にした。それを聞いた瞬間、雄二の顔は真っ青になった。今日に限って授業もうわの空で内容が全く入ってきてなかったからだ。しかも授業科目は彼が最も苦手とする数学だ。

(うあああああ、なんでこういう時に限ってええええ)

 雄二は頭を抱えながら心の中で叫び声をあげた。もちろん同じ教室には授業内容を教えてもらえるような友達はいない。有頂天な気持ちから一気にそれは絶望へと落ちた。

 どうしようかと悩んでいると、ふと雫の顔が思い浮かぶ。

(ど、どうしよう・・・知り合って間もないのにいきなり勉強教えてなんて言っていいのだろうか)

 しばらく悩んだが背に腹は代えられないということで雫に教えてもらうことにした。

 お弁当を持って食堂に向かうと、相変わらず大きな弁当をテーブルに広げていた少女を見つけることが出来た。

「や、やぁ千堂さん」

「あ、田所君、どうぞどうぞそこに座って」

 と、そこで雫は雄二の様子がおかしいことに気が付く。

「あれ?なんかよそよそしくない?どうしたの?」

 首を傾げながら雄二に問いかけた。雫は割と鋭いところがあるらしい。

「い、いやあ、あのさ、知り合って間もないのにこんな事言うのはあれかなぁっと思ったんだけどさ・・・」

「ん?何でも言って」

「あ、あの、勉強を教えてください!!」

「え?」

 一瞬、雫は言葉を詰まらせてしまった。

「あ、いや、それは構わないんだけどさ、何でそんな畏まってんの?」

「え、なんか最近知り合ったばかりなのにこんな事を頼むのはおかしいかなぁっと思って・・・」

「そ、そうなんだ、あ、うん、いいよ、私は勉強が出来る方ではあると思うから多分教えられるよ」

 ちょっと困惑した様子だがどうにか承諾してもらうことが出来た。雄二は授業に遅れてしまいかなり焦っていたが、それを聞いてホッとした様子だ。

「良かったぁ・・・さっきの授業内容がテストに出るって言われてたんだけどさ、今日に限って授業を全く聞いてなかったんだよね・・・」

「それはいけない事だね。何で授業を聞けなかったの?」

「それが、昼休み・・・じゃなくて今日発売の漫画が楽しみで仕方なくてうわの空になってたんだ」

「漫画!?え、今日発売の漫画って何かあったっけな?どういうやつ?」

「えっと・・・」

 昼休みが楽しみだったからと言う訳にもいかなかったため、雄二は咄嗟に漫画が楽しみであったと適当なことを言ってしまったのだ。

「かなりマイナーな漫画だからね。名前を言っても分からないかもって・・・」

 そういって雄二は頭を掻いた。かなり強引ではあったがどうにか誤魔化すことが出来たらしく、雫は「田村君ってマイナーな漫画が好きなんだぁ」と納得したようである。

 話を聞くと、雫は漫画を読むことが好きらしい。そのため有名どころの漫画は大抵読んでいた。

「いやあ、ビックリしたよ。何かチェックできていなかった新刊の情報があるんだと思ってた。流石の私もマイナーな漫画は読んでないのよねぇ」

「でも千堂さんって本当に漫画が好きなんだね。漫画は大抵買って読むの?」

「まぁほとんどの場合買って読むかな。借りる友達はいないし・・・アハハのハ・・・」

 そう言って雫は下を向いて暗くなった。さっきまで明るかったのに急に気分が沈んだらしい。雄二はそんな雫を見て気分の浮き沈みが激しい人だなぁっと思った。

「という事は結構お金持ちなんだね。僕なんか金欠でそんなに漫画を買うことができないよ」

「まぁ、うちはお金だけはあるから・・・」

 何か意味深長な言い方をする雫が雄二は気になった。しかし、今はそれに踏み込まない方がいいと判断したため、触れないこととした。

「そうだ!明日にでも私がおススメする漫画でも持って来るよ」

「ほんとに?それは楽しみだなぁ」

「だから田村君もおススメの漫画持ってきてよ」

「分かった。僕も一押しの物を持って来るよ」

 そんな話をしているといつの間にか昼休みの時間は終わり、予鈴が鳴った。

「それじゃあね」

「じゃあね、あ、そうだ、勉強を教えるのは明日の放課後で良い?昼休みはご飯を食べるのに忙しいから厳しいのよねぇ」

「そ、そうなんだ、うん、それで大丈夫、どこに行けば良い?」

「んじゃ食堂で」

 二人はそれぞれの教室へ戻っていった。

(何であんなに食べてもあの体型を維持できるんだろう)

 あの弁当の量はラグビー選手を彷彿とさせるものがあった。カロリーも相当あるのだろうが全く太っているように見えない雫が不思議で仕方なかった。

 

 放課後になり、雄二は自宅へと帰って行った。自分の部屋に着くとさっそく本棚を物色した。明日は雫に見せるために漫画を持っていく約束をしたが、少し困ったことがある。

「うわぁ、やっぱり見せられるようなものが無い・・・」

 雫と別れてから思い出したのだが、雄二の本棚には可愛い女の子が大量に出てくるような漫画ばかりなのである。彼女が欲しいという願望から彼の部屋はいつの間にかギャルゲーや萌えラノベ、萌え漫画ばかりになってしまっていたのだ。

「一応一押しの漫画はあるけど、描写が過激すぎてなぁ、流石に見せられたもんじゃないよ」

 そう言って本棚から取り出した漫画は"プラチナ学園"という題名の物である。この漫画の内容は、女子高で働くことになった今作の主人公である数学教師のかずやは、生徒たちに滅茶苦茶モテるようになる、というものである。

 この内容を聞けばよくあるハーレム系漫画だと思われがちだがそれとは一味違うのだ。人物描写はかなり繊細に描かれており、様々な事情を抱える魅力的なヒロイン達、人柄のよい主人公は読者を必ず満足させる。そのため、タイトルや内容で嫌厭してしまうような人でも読んでしまえばたちまち虜にしてしまうような力があった。

 しかし、女子高生たちが主人公に迫る描写はかなり過激であり、有害図書指定されるギリギリの線を攻めている。

「これはおススメできないな・・・」

 雄二は持っていた漫画を本棚に戻した。そして何か良いものがないかと再度物色し始める。

 しばらく探していると、ようやく見せられるようなものを見つけることが出来た。

「うーん・・・これで良いかな」

 その漫画の題名は"劣等の剣士"というもので、内容は超王道のバトル系少年漫画である。元々は表紙の女の子が可愛いという理由で買ったものだが、意外と内容がしっかりとしていて驚いた記憶がある。

 雄二はそれを通学用のバッグの中へしまった。


 翌日、昼休みの時間になり雄二は食堂へと向かった。探すまでもなく雫はすぐに見つかった。やはり大量の弁当を広げている彼女は遠目からでもかなり目立つのである。

「おはよう千堂さん」

「おいっす田村君」

 雄二は雫の向かいの席に座った。

「そうそう、今日は田村君のために私の超一押しの漫画を持ってきたのよ」

「それは楽しみだなぁ、僕もお気に召すかは分からないけどおススメの漫画を持ってきたよ」

 雄二は鞄から一冊の少年漫画を取り出して雫に見せた。それを見て雫は目を見開いた。

「わぁ、その漫画私も持ってるよー」

「やっぱり千堂さんも知ってたかぁ」

「その漫画、凄く内容が王道なんだけどそこが良いんだよねぇ、少年漫画って感じがして」

「そうなんだよ、この王道さが良いんだよ」

「最近の作家さんはそういうのを分かってない気がするのよ、オリジナリティーが無いって言う人もいるかもしれないけど、そういう漫画も貴重なんだよね。流石に王道ばかりだとあれだと思うけど、まぁそこら辺はバランスが大事なのよって」

 そんな風に語る雫はとても楽しそうに感じられた。

「千堂さんって本当に漫画が好きなんだね」

「あたぼうよ、漫画は私の人生の教科書と言っても過言じゃないくらいよ」

「そ、そんなに?」

「幼いころからずっと漫画を読んできていたからね」

 雫は目をキラキラと輝かせていた。まるで子供が好きなヒーローについて語るような無邪気さがそこにいあった。彼女の漫画が好きだということには嘘偽りはないらしい。

「そういえば千堂さんも何か持ってきてくれてるんだったよね」

「あ、そうだった、私も是非とも田村君に勧めたい一冊があるんだった」

 雫は自分の腰かけている椅子の近くにあるバッグを探った。そしてそこから一冊の漫画を引っぱり出して雄二へ見せた。

「え?これ・・・?」

「ん?田村君もこの漫画知ってるの?意外かもー」

 雫が取り出してきた漫画は雄二も見覚えがある物だった。その漫画の表紙には"プラチナ学園"とデカデカと書かれていた。

「う、うん・・・僕も読んでるかな・・・」

「そうなんだー、これ凄く面白いよね。子供にはちょーっと見せられないような場面がいくつかあるけどそれも見ててドキドキしちゃうよ。この漫画に出てくる女の子も超可愛くてさ」

 雫がそんな漫画を持ってくるとは予想外だったため雄二は驚きを隠すことが出来なかった。しかし、雫は語るのに夢中でそれに気がつかない。

「千堂さんってそういう漫画も読むんだね」

「私はこういう女の子がいっぱい出てくる漫画は大好きだよ」

「そ、そうなんだ、ちょっと意外かも、千堂さんはもっと硬派なものを持ってくるとも思ってたから」

「確かにそういうのも好きだよ、だけどね、私は何よりも重要なのは女の子が可愛いかどうかだと思うのだよ。田村君が持ってきてくれた"劣等の剣士"も表紙の女の子が可愛いって理由で買ったしね」

「へ、へぇー」

 雫の意外な一面を見た瞬間だった。そんな彼女を見ていると自分を偽っている自分が恥ずかしくなってきたのであった。

「じ、実はね、僕もこの漫画を買ったのは千堂さんと同じく表紙の女の子が可愛かったからなんだよね」

 雄二がそんな事を言うと雫はぱぁっと顔を輝かせた。まるで生き別れた兄弟にでも再会できたかのような表情だ。

「おお、田村君も可愛い女の子がでてくる漫画が好きな感じなんだ。いやあ私と同じ人と出会えてうれしいよ」

「うん、僕もそういう人と話せて嬉しいよ」

「そ、それじゃあ田村君の家にはそういう漫画がいっぱいあるの?」

 雫は鼻息を荒くし、期待のような眼差しで雄二の顔を見ていた。

「あ、うん、結構あるよ、漫画だけじゃなくてゲームやライトノベルも」

「え、ほんとに!?私ライトノベルを読んだことが無いんだよねぇ、もし良かったらなんだけど田村君の持ってるラノベを貸してくれないかな」

「それはもちろん良いよ、今日だって放課後に勉強教えてもらう約束もしてくれたし」

「やったあ、ジャンルは何でも良いよ、田村君のおススメを読んでみたい」

「分かった、また明日にでも持って来るよ」

「よろしくー」

 雄二も内心ではすごく喜んでいた。自分の趣味は一生他の人とは共有することが出来ないと思っていたからだ。しかも相手は一目惚れした女の子、二重で嬉しいのだ。

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