第105話南の森④・アルラウネ



 せっかく状態異常耐性をアップしてもらったのに、メルロスから遠く離れたせいで、有効射程範囲から外れ、精霊の加護が解けてしまっているのを、ちょっとした煩悩のせいで失念してしまったようだ。


「ニンゲン、ここには何も無い。カエレ!」


 これは洋館の二階へ至る階段にて、アルラウネの声を初めて聞いた場面。

 どうやら、【#時間修復__クロノスリカバリー__#】が発動したらしい。

 殺されたのであれば、【#時間遡行__クロノスフィア__#】が発動したはずだ。

 つまり、アルラウネに自由を奪われた後、自死を選択し、強制的に時間が戻ったのだろう。


 ふぅ、俺はいつも詰めを誤まる。

 次はきっちりいかせてもらうぞ。


「ばぁーーー!」


 アルラウネが隠れていた屋根裏に、いきなり出現して、彼女の眼前にて丁重にご挨拶。


「きゃあ!」


 驚く顔は蜜の味。俺の興奮材料だ。


「ニンゲン!いつの間にッ!」


 またも屋根を突き破るべく、上部へ逃げようとしたが…………


 ゴン!


「キャン!」


 鈍い衝撃音が鳴り響き、床に設置済みのベッドが、真っ逆さまに落ちてくるアルラウネ嬢を優しく受け止める。


「な、何デ?」


「既に、周囲一帯全て、我が術中にあーる!

 どう動こうが、どう逃げようが、お前にはベッドインの道しか残されておらぬわ。ガハハ!お?」


 だが、残念ながら俺が話し終わる前に、アルラウネは気絶してしまった。

 ガルヴォルン鉱石の壁で周囲を固め、逃げ道は既に封じていたのだった。

 ベッドに乗り、アルラウネの身体を覆う花びらを、一枚一枚剥がしていく。ん?表現として正しいのは摘んでいく、だろうか。

 徐々に肌が露出していき、残すは胸の先端と股間のみ。


「女の中の女、出て来いやぁ!」


 綺麗な花弁を今、摘む摘む!


 ボフン!


「へ?」


 花粉が爆発し、なんと、全裸の幼い少女が現れた。

 アルラウネ、擬態していた……のか?

 森の魔女エリンと時とよく似たパターンだが、エリンよりもっと幼いじゃないか。

 俺の記憶に当て嵌めるとして、例えばエリンを中学生くらいだとすれば、アルラウネは完全に小学生サイズだ。

 さっきまで美白だった肌も、なんとなく薄い緑色っぽくなっている。

 これが、植物系エネミーことアルラウネの本性か。


 もちろん、だからといって大きくなってしまったイチモツをこのまま放置しておく訳にはいかない。

 人間じゃないからいいだろ。


 アルラウネの脚を開き、その小さな割れ目へビキビキになった肉棒を添える。

 …………入るのか?

 ぐにぐにと割れ目に擦っていると、アルラウネの目が突然パチリと開き、しばし見つめ合う。


「ニンゲン!何してルっ!」


「静かにしろっ!すぐ済む!」


 抵抗出来ないように、魔力で手足を縛り付け、先っちょを無理矢理挿し込む。


「ぐわぁっ!」


 股間にとてつもない激痛が走った。

 すぐさま抜いて、息子の様子を見てみると先端が無惨に焼け爛れている。


「うわぁあ!」


「キャハハハ、酸で溶かしたのサ!

 ワタシ達の身体は、生殖では無く、捕食を目的をしてるンダ」


 瞬時に【回復】させ、肉棒を【水魔法】でぐるぐるとコーティング。

 二回り程大きくなったイチモツを、アルラウネは口をあんぐり開け、目を点にして眺めている。


「やってくれたな!これで酸だろうが、炎だろうが、なんでも来いだ!出来るもんなら、捕食してみろいっ!」


 再びアルラウネの割れ目に、容量七百ミリリットルのペットボトル並に膨れ上がったイチモツを押し込む。


「痛い痛いっ!無理ムリッ!身体裂けちゃうっ!」


「酸なんか出すからだろうがっ!

 ここで死んでる奴らはもっと痛かったんだぞ!

 その人達の分も反省しやがれっ!」


「違うっ!ワタシ誰も殺してナイッ!

 殺したの、悪魔!」


「アンドラスか?そいつなら倒したぞ」


「名前なんて知らナイ、この森はずっと悪魔タチに支配されてル」


 ……………………


 悪魔達、か。

 それを聞いて、押し込むのをやめた。

 こいつの言う事を、鵜呑みにしてもいいものか?

 しかし、悪魔について語るとき、思い詰めた顔をしていたのは気のせいではないだろう。


「悪魔が他にもいるって事だな?」


「ソウダ……、そいつラが現れてカラ、この森は呪われタ」


 つまり、悪魔がこの森を#危険地帯__デッドゾーン__#に変えたと?

 拘束を解き、自由になったアルラウネに告げる。


「よーし、いいだろう。俺がこの森から悪魔を追い払ってやる。その代わり、この森は俺が貰う。当然、お前も俺のモノだ、いいな?」


「ハ?ニンゲン如きガ!森を冒涜するカ!」


「このまま悪魔に乗っ取られたままでいいのか?おい!」


 語気を強め、下半身に肉棒を押し込むフリをする。


「ヒギッ!痛い痛イィ、わ、分かっタ!

 この森を戻してくれたラ、私はお前のモノになルッ!

 だから、それ以上挿れナイデッ!」


「まったく、最初から素直になればいいものを。

 さぁ、森について知っている事を全て教えるんだ…………」



 ————————



 樹洞から戻り、簡易テントのあった場所へと戻ってきた。

 以前、リザードマン達の警備は継続中だ。

【#透明__インビジブル__#】を掛け、周囲一帯を隠匿していたので、リザードマンはする事も無く、ずっと棒立ち状態でいたらしい。

 人間ならサボったりしそうなもんだが、こいつらは欠伸一つせず、ただ周囲を警戒している。

 なんて優秀な種族なんだ。

 恐怖で支配しているだけの可能性もあるが、これからは親しみを込めて接してやろう。


【#透明__インビジブル__#】を維持したまま、リザードマンに気付かれないようテントの中へと入っていく。

 彼らの邪魔はしない。


 テント内。

 ベッドで眠るリリィから、落ち着いた寝息が聞こえる。

 無事に回復したみたいでよかった。

 その脇の椅子では、メルロスがうつらうつらとしている。

 流石のハイエルフも疲れたようだな。

 ベッドの上を改めてよく見てみると、愛らしいまん丸体型だったノムラさんが、げっそり細くなって気絶していた。

 リリィの治癒に相当な精霊力を使ったせいだろう。


 このままじっくり休ませてやりたい気持ちもあるにはあるが、既に俺の肉棒は、アルラウネのせいで空振りしたパワーが有り余り、暴発寸前だ。

 このムラムラを彼女達に受け止めてもらう必要がある。


 スヤスヤ寝ているリリィにいきなりぶち込んだら、どんな反応をするだろうか?

 こんな悪戯心も、ハーレムメイトである以上受け入れて貰わねばならないのだ。


 狭い空間ゆえに立ち込める女の匂いが、俺を無性に駆り立てる。


 リリィの眠るベッドへ乗り、シートを捲り、王室御用達だという肌着を剥ぎ取り、あっという間に全裸に。

 もう我慢出来ない。

 白く細いがしっかりと引き締まった脚を広げ、肉棒をぬるりと挿し込んだ。


「うぅん!」


「ふむぅ、気持ち良きものぞ」


 王族がこんな物言いをするかどうかは知らないが、一国の姫を自由に出来る優越感に浸りたくなる。


 ————————


(えっ?何っ?)


 リリィは微睡の中、半ば強制的に目覚めさせられた。

 自分の身体に覆い被さる者の正体は、下半身に広がる感触ですぐ理解できた。

 愛する男が私を全身で愛してくれている。

 これ以上の幸せは、他に知らない。

 恐らくテツオは、寝ている私に無性に興奮しているのだろう。

 私を起こさないように、あそこをゆっくりと動かしている。

 それが尚の事、


(テチュオー、気持ちいぃよー!あっ!そこしゅきなとこー!ぐりぐり擦られりゅぅ、ごりごり掘られりゅー!頭バカになりゅー!)


「あっ、ああん!」


(あん、声漏れちゃった!)


「ふむぅ、起きたか。それもまた善哉善哉」


 何故か変な話し方をしているテツオは、私が目覚めている事に気付くと、まずいと思ったのか一瞬戸惑ったが、素知らぬ顔でより強く腰を押し込んできた。

 激しいピストン攻めに意識が飛びそうだ。


(どうして私の弱いとこばっかり突いてくりゅのー!弱点全部バレちゃってるぅー!

 頭クラクラして、真っ白になっちゃうよぉー!しゅきっっ!しゅきっ!イッちゃうぅー!)


 勝手に身体が弓剃りになって痙攣している。

 真っ白になって何も考えられない。

 呼吸を整えていると、私の耳元でテツオが何か呟いている。


「気絶するんじゃないぞよ?悪魔を倒したご褒美はこれからぞなもし」


 私の中にあるアソコが一回り大きくなったと思ったら、腰を掴んで激しくピストンしだした。


(中えぐられりゅ!掻き回されりゅ!子宮押し潰されりゅぅ!

 テツオのアソコ、また一段と凄くなっちゃってるよぉ!)


「ま、待って、もうイッてるから!これ以上されちゃうと!」


 薄目を開けてテツオを見たが、ピストンに夢中で、会話出来る状態じゃなかった。

 私だけに向けられた欲情が、堪らなく嬉しい。

 意識が途切れつつも、この時間を少しでも長く感じていたくて、気絶しないように必死に耐えた。

 快感の波が絶え間無く続く。


「私でイッて!中にいっぱい出して!」


 必死にしがみついてそう言った後、私は気絶した。


 ————————


 ほんと気持ちいいな、コイツの身体。

 自分の物差しではあるが、現在、操れるようになった自分の淫力を五段階のレベルで表すとして、淫力をレベル2に引き上げただけで、殆どの女性が気絶してしまうところを、なんとリリィはレベル3まで耐えてきた。

 素質があるのか、開発し過ぎたのか。

 ともあれ、まだまだ伸び代がありそうだし、これからも愉しませてくれそうだ。


 気を失ったリリィの唇にキスをした後、栓の役目をしていた肉棒を一気に抜くと、大量の液体がドプドプと溢れ出た。

 三連続大量中出しフィニッシュが華麗に決まったところで、また来週!

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