10月23日
夜はきいろい。だけど、今日はちょっと違い気がする。晩秋にも近づいた。でも、小春日和とは関係ないだろう。風の強さは昔の記憶を蘇る、希望を擁したわたしを起こすように勢強く襲っている。
遠くに出たい。この
私を裏切ったこの
そう思うと、涙が湧き、止めようとしても、阻まない。
酒飲めども、解けぬ悲しことであり。予想に反して、自分を醒ました。
自分を欺きたくないであろう、とにかく、きいろいで染まる
午前一時、普通の私にとってはまだ眠気すらない時間帯だ。だが、私はとても気絶そうで、階段を下った。
夜はきいろい。この
きいろいは私を晒して、排除している。
鉄片の音は耳を刺す。私は
「次は終点、
ここの夜もきいろい。
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