大人の少しエッチな故事成語

【矛盾】

 その昔、中国のある町の辻道で『人売り』が若い男女を売っていました。

 人売りは、好色そうな顔をした男性客には、売り物の奴隷女の股間を竹の棒で示しては。

「お客さん、この盾はどんなほこでも突き通すコトができない丈夫な盾ですよ」

 そう言って奴隷女をアピールして、未亡人の熟女な女性客には若い男の股間を竹の棒で示しては。


「お客さん、この新品の矛はどんな強固な盾でも突き破る、たくましい矛ですよ……寝室のインテリアに一本どうですか」

 そう言って、売っていました。

 その様子をずっと見ていた、たくましい体躯たいくの男性が人売りに訊ねました。

「それじゃあ、その矛でその盾を突いたらどうなるんだ?」

 指摘をされた人売りは、しどろもどろになって売り物の若い男女は、羞恥に顔を赤らめました。


 少し間を開けて、矛盾を指摘した男性が、自信満々の表情で言いました。

「オレの矛も新品で、その売り物の小僧の矛よりも、研磨されている」

 すぐに男性の真意を読み取った人売りは、ニヤッニヤッ笑いながら、男に言いました。

「試してみますか? お客さん」


   ~おわり~


※意味がわからない人は、よーーく考えてみよう。

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