○短編08「少年はいつもD9→G7」180908(520字)※カクヨム未掲載
エブリスタ短編お題は「青」。2018年はエブリスタの年でしたな!! この当時は一話が1000文字くらいしか入れられなくてですな、ちょっとしんどさを感じていたものですが、超短編を書くという点では良き修行の場だったと勝手に思っとります。
意外とシンプルなお題の方が思い浮かびにくいという罠……ハッ、だから○○○の第一回目のお題は「切り札はフクロウ」とかいう超絶突飛なやつだったのかあれはむしろこちらを気遣ってのこと……だったというのかッ!?(そろそろ消される
↓全文掲載しますぞ!!
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少年の日の思い出は、青に彩られている。
抜けるような、どこまでも続く青空、白い雲。
一瞬の暗闇から解き放たれたのなら、思い切って走り出すんだ、やなことがあったって。
頭の中のもやもやとかも、全部踏みつけて、叩き壊して、とにかく前へ、先へ。
僕を引きずり込もうとするような意地悪な穴なんか、思い切り助走をつけて軽々跳び越えてやる。
先に何があるなんて分からなかった。でもその時の僕は、毎日、毎日、何回も失敗を繰り返しながら、少しづつ前に、未来に進もうとしていたのかも知れない。
大人になって久しく忘れていたその感覚が、ふとしたことで呼び覚まされた。
仕事のミスでへこんだ僕が、部屋で高アルチューハイをかっ喰らった挙句、何気なくダウンロードしたアプリの画面が、目に刺し込むようにして、語り掛けてきたような気がした。
失敗を恐れるな、何でもいいからとにかく前に、先に進め、みたいに。
時が経っても変わらない青さの「1-1」は、大人の僕にも、あの時の感情を沸き抱かせてくる。
(終)
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……お分かりいただけたでしょうか。「
タイトルの「D9→G7」は、あの特徴的なBGM「テレッテ♪テレッテ♪テン」というコード進行から取りましたぞ!! あの音楽も既に頭に刻み込まれておりますな……
1985年発売……1985年と言えば、「アライくん」……私はもうかなり結構、自分の少年時代に捉われておりますな……しかして自分の根源と向き合って曝け出すことで、さらなる境地へ至れると信じて……(大★仰
少年はいつもD9→G7
https://estar.jp/novels/25187798
gaction創作論15:「作者の色とか癖とかもっと言うと人生なんかは、自然と作品ににじみ出てきてしまうもの……もうそれを無理に抑え込むことは無いと思いますな!! 自分にしか書けないことを他ならぬ自分が記す……そのことに創作の意味はあったりと、そこまで大仰に考えたりもしますぞ!!」
ヒィャーウィゴッ‼
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