○短編06「少女はいつもロンサムアイズ」180714(5,742字)
お題は「私が死んだ理由」。物騒ですな……そして本作の語り部であり主人公である「彦見もね」は死なないのでちょっとお題に沿ってない気が今更してきましたな……
ただ主人公の近所に住んでいた「立井須カンナ」と親友の「菊間のり」の両名は間接的に殺されているのでギリギリセーフと思ってますぞ!!
さて、上記の百文字あまりを書くのにもちょいと気を遣ってしまったのですが、この創作論まがいの本文は「ネタバレ全開」でしたな!! ということでいきなり最大のどんでん返しを解説してしまうと、
女子高生視点の一人称
殺人事件の調査に、ターゲットとなっている女子高生が囮となって犯人と対決する……と見せかけて殺「猫」事件のターゲットの猫が囮となって犯人と対決していた……というのが最終盤で明かされるという仕掛けです。
言うてアンフェアとのご指摘が多かったです。確かにここまで猫って思考すんの? ってくらい「もね」は考えますし、猫同士の「会話」もカギ括弧でくくられていないものの結構あるという、少々ファンタジーが入っていますな……
あとはこれが全て「猫の世界で起きていたこと」? というような感想もございまして、そう考えるともう完全なファンタジーなわけですが、「もね」「のり」「カンナ」だけが猫でございます。家族は人間……パパママ、ちびの太一は人間です。そして韮瀬ももちろん人間ですし、高校の教室でもねに話しかけてきたショートヘアとボブの子もれっきとした女子高生。猫に話しかける……実際あることと思います。ちょっと本作内ではそれがわざとらしいかも知れませんが。
もねが寝たりするのに居心地がよいから高校に「通って」いたり、読み返してみると御都合なところは多々目に付いてしまうものの、徹頭徹尾何かを伏せつつ物語を書いていくというのは初めての経験でしたし、楽しめましたぞ!! しかしてこういった大仰なトリックを仕掛けるのは短編が精一杯ですな……
<ネーミングどやコーナー>
キーボードがある方はそこに書かれた「ひらがな」に注目されたし!! 本編で出て来た登場”猫”と犯人の名前はそこから取りましたぞ!!
上段「たていすかんな」「にらせ」
中段「きくまのり」
下段「ひこみもね」
少女はいつもロンサムアイズ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887801269
gaction創作論13:「叙述トリックと呼べるかも微妙だったけれど……『そうだからそうなんだよ!!』という開き直りが時には必要ですな!! 勢いで寄り切る……それもまた創作の醍醐味……(そうかな)」
にゃにゃにゃにゃにゃんにゃ、にゃにゃにゃんにゃんにゃ?(日本語でおk
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