○短編05「確率の、デステニー神様」180617(4,758字)


 2018年はエブリスタに短編を結構投稿しておりましたな……「お題」があるのでそれに沿ってアイデアを想起されたりと、自分がゼロから書き起こすのは無理だったよな……という作品がいくつか見られますぞ!!


 本作の「お題テーマ」は「神様」。


 「神」に「様」が付くと尊称なのに逆に親近感が湧く……さらに行くと「神さん」とか。よって何か身近なものに神様を宿らせることは出来ないか……ということでアプリ。スマホのアプリケーションに神の意思能力が宿る……割とありがちではございました。


 「確率」をネタに何か書けないかな……と思っていた矢先だったので、与えられたお題を無理やり当て込んだ感はあります。「確率を操る能力」……それも既出に過ぎるとは思いますが。


 「ある事象が起こる確率が明示される」、それを元に行動を決めていく。そういうことが出来たらいいよなあ……と思いますが、普段から頭の中で意識的に、あるいは無意識でやってることかも知れませんね。天気予報もその最たるものですし、確度高いことを選択しているってのはあるかもです。大概当たらんのですが!!


 タイトルは、何か不思議な語感のものがいいな、ということで不思議というか意味不明な感じに。「デステニー」って「ディスティニー」よりもお間抜けながら凄みを感じませぬか!?(と聞かれても


 主人公は野卑な感じのギャンブルで身を持ち崩すタイプのダメ人間です。アオナギとか銀閣とかね、こういう感じの人物は思考も行動も直線的に見えてしかして、一枚裏にはひねたものを潜めている……書きやすいのですな。


 確率が分かるなら、それ系のギャンブルが手っ取り早くカネを掴めんじゃね? ということで、競馬→カジノ(ルーレット)、この流れは自然と考えられました。お台場にカジノがあるという未来設定ですぞ!!


 知ることのできる確率は同時に3つまでであること、数字が実際に浮かんで見えること、そういった肉付けをしていく内に、結末はすっと浮かびました。


 人間同士の思考思惑が絡んだ末に弾き出された「高確率」を読み切り、それに乾坤一擲の張りをカマして、しかし100%では無かったので外し敗北してしまう……人生の縮図のようですなぁ……


<牛丼がうまい確率:100%>

<俺が人生を諦めない確率:75.2%>


 この対比が非常に面白いと、自讃も辞さん爽やかなラストですのでッ!! 是非是非御読み戴けますればァッ!! 幸甚にござりまするぞぉぉぉぉおッ!!(全ッ然サワヤカジャナーイ


確率の、デステニー神様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887783720


gaction創作論12:「『お題』……それは、自分の創作世界を広げてくれるもの……でも後述するけど、『切り○は○○ロウ』とかさぁ……まずそれ自分で書いてからお題として提示した方がよろしいんではないですかね!! 的な無茶なのもあるよね……(消されるよ)」


 確率を、凌駕するその視線の主は、扁桃型の瞳アーモンドアイ……(どういうことだろう


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