前のエピソード――○短編０４「雨よ、あの日を」180610（391字）※カクヨム未掲載

　「イオ２０１９」は「２０１９年１月１日にＵＰしてやろう」という、今にしてみるとあまり気が利いてるとも思えないこだわりを発揮したため、もう「十年おき」縛りはやめて適当に書こうと思って出来たのが本作です。何かに応募した形跡はありますが、何かは忘れました。

　結婚。皆さんはどんなイメージを抱いているでしょうか。正解は「大変」です。(言い切るんや……

　「夫婦は他人」なんてよく言われますが、他人やったらほっといてんか！！　と思うよしなしごとにも確実に介入してくるタチの悪い隣人のような存在ですな！！（高らかに

　まあそれを言っても始まらないので↑す→が↓。

　そうは言いましても誰にでも新婚前夜というものは多分あると思うわけでありまして、やはりどきどきするわけですな。もちろんいろいろ頭を悩ませることとか、流すＢＧＭとかどうでもええやんか的なことにも貴重な休日が半日単位で削られていくという、こういうところをどうにかしないとあきまへんな！！

　話が進まなくてすみませぬ。本作はその結婚式の「直前に新郎が失踪した出来事」を妻視点で時系列的に、「半年前からのエピソードをひと月おきに」を夫視点から「１月→５月→２月→４月→３月」とまるで惑星が描く周回軌道のように(それほど？)描き出し、さらにそれを交互に語っていくというかなりトリッキーな構成となっております。

　「４月のクガがヘコんでいる理由がのちに３月のエピソードで語られる」など、改めて時系列で読まれるとそこらへんが見えてきたりもしますぞ！！

　結婚は当人同士だけではなく、家族と家族が結ばれるもの、ということを実感し、テーマとしたものであります。

　実話要素は、携帯を便器にダイブさせて左半分のボタンが押せない状態になったことと、ふくらはぎが攣るほどのシークレットシューズを履かされたことくらいですぞ！！　断じて失踪はしていないッ！！（必死すぎてあやしい……

アナンケ２００７

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888406387

gaction創作論１１：「構成に凝るのもまた楽しからむや……でもやれるのってせいぜい中編までよね……長編に伏線絡みでそういうの仕込める人は凄いなですぞ！！」（また論じゃ無い系ェ…

　いやぁ結婚って、本当に、いいものですなあ……（フォローのつもりか？