　また「なろう」のユーザーさん企画に乗っからせていただく形でですな、「パパママ誕生企画」という、出産・生い立ち・子育てにちなんだ作品を、という感じだったと思います。そうなるとどうしても実体験に思いは馳せ飛ぶわけでして、でも五、六年前のことだし詳細覚えてないよな……と悩んだ瞬間、天啓が。

　……妻が昔、手帳に……いろいろ書き留めていたのを……見たことがある……ッ（悪魔の囁き）

　そんなわけでまるごと使用させていただきました。バレたら多分面罵されると思います。

　出産日当日の、「妻手記」と「夫視点」が交互に来るという形式です。のちの「アナンケ２００７」でもこの「ふたり視点」で物語を作りました。これは意外と一人称ではフォローしきれないところをカバーし合えるので、書きやすいですぞ！！

　女性の方から感想を賜ることが多い本作でした。やはり出産は一大事。男はまさに添え物なんですがね、結構気を遣ったんですよということを……第一に……述べたかった……(あかんやろ

　そしてこの「木星旅団」二作目で、シリーズ化という見通しがおぼろげながら立ってきました。自伝的な内容を、「十年スパン」で描いてみる……それに木星の衛星の名を冠していく……この時点で少年時代を描く「カリスト１９８９」と未来(あるいは現在)を描く「イオ２０１９」は何となく構想が決まりました。

　さらに木星の衛星っていっぱいある……ということに気付き、これ一年刻みで出来るんじゃね？　ということで四十年分全てを当てはめてみてしまいました。今後全部書くかは分からないですし、そもそも０歳～３歳頃って書けんのかい的なところはございますが……今のところ８作ッ！！　先は長いですな……

エウロパ２００９

gaction創作論７：「『実体験を元に』を通り越して『実体験をそのまま』書いてしまうのは、まあ、たまにはいいのかも知れませんな……やり過ぎると私のように創作ダメエピソードを『作者の実体験ですよね察し』みたいなことを毎度言われるようになりますがね！！」(論かこれもう……

　続かざること、葛籠（つづら）の如しッ！！（意★味

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