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2020年10月25日 18:41
ストーリーの主軸になっているのは、主人公の男の子の虫歯のことですが、本当に書きたかったことは、亡くなったお母さんのことなんだな、というのが伝わって来ました。日常の、ふとしたことで、思い出されるお母さんのこと。お母さんの1回忌だからと、いつもは見せないまじめな姿を見せる父親。お供えを持って来てくれたクラスメイトの里美。悲しいとか寂しいとか、そんな言葉を使わないで伝わってくる気持ちを感じました。ラストの、何気ない場面で終わる描写も、個人的にすごく好きです。(読者が何を感じるか、誘導せずにあえて任せている気がするからです)
ストーリーの主軸になっているのは、主人公の男の子の虫歯のことですが、
本当に書きたかったことは、亡くなったお母さんのことなんだな、というのが伝わって来ました。
日常の、ふとしたことで、思い出されるお母さんのこと。
お母さんの1回忌だからと、いつもは見せないまじめな姿を見せる父親。
お供えを持って来てくれたクラスメイトの里美。
悲しいとか寂しいとか、そんな言葉を使わないで伝わってくる気持ちを感じました。
ラストの、何気ない場面で終わる描写も、個人的にすごく好きです。
(読者が何を感じるか、誘導せずにあえて任せている気がするからです)