カレーサバイバルデイ

並々ならぬ理由で今日は普通じゃないカレーを作る。


なんでだろうな?


カレーは人を狂わせる。


カレーを食べないと生きていけない。カレーを作るために人は生きている。


サバイバルのようにファルナにカレーを食べさしてあげる。


「今回は気合入ってるな? どういう風の吹き代わりだ?」


「吹き回しの間違いだろ……」


「そんなことないぞ! それよりカレーは……もうできているな!!」


「旨いぞ食え」


「甘くて辛くて……今回はノスタルジックの味がする!!」


「お代わりもあるぞ!!」


 そうして食べる。


「カレーサバイバルの開始だ」


 まずは旨辛スパイスを投入する。


 辛い、もう一杯。


「ファルナ、どうだ?」


「このくらいわけないぞ。旨い辛い! もう一かけ」


 ファルナは旨辛スパイスをたくさんかける。そんなにかけたら……


 犯罪的旨さだ。もうちょっととは言わない。


 もっとだ。もっとかけろ。

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