第20話 大宴会
今日の訓練はここまで……レベルが50に到達した。
そしてお祝いとして大宴会をすることになった。
レベル50に到達した記念にいつもの訓練場ではギガントミノタウロスの肉を10トンにボルケウスアームボアの肉10トンに、アストレックスコケコッコーの肉10トンに神ジャガイモ1トンに神人参1トンに、聡明玉ねぎ1トンに、ほかにもなんかすごそうな野菜が沢山貰えた。
これでも単騎でギカントレックスとかいう恐竜もどきを倒したからな……なかなか大変だった。
ファルナは結構野菜を煮るのとか焼くのを手伝ってくれる。
レメールも手伝ってくれる。エミルもカリナも手伝ってくれる。
邪神ちゃんも手伝ってくれる。
ネルコちゃんも手伝ってくれる。
「みんなは……そこまで手伝わなくてもいいだろ……」
「いつも一人で料理している喰太を見て不憫で……」
「そうだぞ。喰太は一人で料理しているなんか大変だ! だから料理もみんなで創れば楽しいじゃないかと思ったのですよ!!」
レメールちゃんもなんか意気込んでいる。
みんなで料理ね……俺は一応一流の世界一の料理人になるために修行中の身なんだがな……
「邪神であるこの余が命じる料理はみんなで楽しく作るのだ」
「エミルも料理はみんなが楽しいガウガウ」
「カリナも好きだよ料理ギャウギャウ」
「私はスイーツも作りたい……」
「いいぞこの後アップルパイを創るぞ」
「本当なのかしら……あなたはいつも私の興味を引いてくれるけど……なんかあのね!」
ネルコがもじもじしているなんだろう? どうしたのかな?
「こうやってフラグを順調に立てまくる喰太なのであった」
「どういう意味だ?」
「さあ」
ファルナが少し機嫌が悪いように見えたのは飯を喰ってないからか。
通り雨でも降っているかのようにファルナの天気は土砂降りなのかもしれない。
でも俺は快晴だ。
ファルナはそんなことでも気にしない。
そして料理はいつも通りスペシャルだ。
カレーライス。ローストビーフ。ハンバーグにグラタン。肉じゃがにバンバンジー
にたっぷりのサラダ。どて煮。おでん。チキンステーキ。手羽元の煮込み。ホルモンたっぷり。
みんなが好きそうなやつを創りまくった。
俺も前より食べるようになった。
戦闘をこなす様になり、なんか代謝が途轍もなく良くなって腹が空いて空いてたまらない。
ご飯も炊飯器三台使って30合炊いた。
思わぬ出費だがそんなの気にしない。
みんなで料理が出来たので食べまくる。
「このカレーライス美味いね」
「ネルコはこの甘いグラタンが好きなのね」
「チキンステーキ美味すぎる!!!」
「エミルは肉じゃがも美味い手羽元も好きなのね」
「カリナはどて煮とおでんが好きなんだ~~~☆」
「美味すぎる美味すぎる……邪神様が命じるぞ、やはりうちの宮廷料理人として……来てもらいたい」
「駄目だぞ喰太はうちのだぞというかここをファルナと邪神ちゃんの宮廷に改造すればいいじゃないか」
「その案いいじゃないかファルナ」
「おいマテここは俺の実家だぞ勝手なことはすんじゃねえ」
「ちょと魔法でみんなが住めるようにするだけじゃ」
「まあそのくらいならお前ら魔界から来てんだっけ?」
「そうじゃ」
「うちらは野宿」
「野宿はあかんだろ……」
「うちは店を持っています」
ネルコがどや顔で店持ちをアピール。
「でも住みたいです」
みんなここに住みたいらしい。
確かに家もなかなか広いが全員は無理だ。
するとファルナと邪神ちゃんがお互い魔法を行使する。
なんと家の中が拡張された。
部屋が広いし部屋数が増えている。
なんかフランスみたいな感じになっている。
「おおっここは私の部屋にそっくりになったな」
「ネルコの部屋もあるぞ」
「野宿せんでいいのか?」
「いいぞ野宿せんで……」
「やったー!!」
レメール・セイクリッド・オランクルン・スードゥラフォンは大いに喜んだ。
エミル・セイクリッド・ファンファール・ラファノスも大いに喜んだ。
カリナ・セイクリッド・スタールン・フォンリンも涙を流して喜んだ。
「喰太大好きなのだ~~~☆」
「喰太様~~~!!」
「喰太~~抱っこ☆」
「お前ら急に甘えんな~なんか当たってるぞ……」
「うん……どうした喰太……なんか変だぞ」
「喰太~~」
「喰太?」
レメールもエミルもカリナもだがこいつらは幼女じゃない……
出てるところは出ている獣人だ。
見た目は17、18歳ぐらいだろうか?
レメールはそんな感じ。
エミルは少し幼いが16ぐらい。
カリナもそんな感じ。
だがデカい。
獣人系女子高生に抱っことか言われたら俺も理性が……
ヤバいぞこれは……
「はいそこまで!!」
「そうじゃ私も……よしアダルトモード」
「あっずるい邪神様」
邪神ちゃんが邪神ガールになっている。
黒髪が妖美に美しい長めの髪だ。
でも少女っぽさは抜けないでも美しくなった。
胸は……ちょっとだけ大きくなった。
「どうじゃ? 童の少しだけ美しい姿は? どうどう??」
「まあいいんじゃないかな……」
「私はある事情でアダルトモードは無理です」
ファルナがなんか残念そうにしていた。
「それよりスイーツ作りをしたいのだ……」
ネルコちゃんがなんかはよはよみたいな感じだった。
そしてみんなでアップルパイを創り、スイートポテトとかも作り色んなプリンを創りで食べて大いに飲んだ。
なおみんな成人しているらしい……ファルナと邪神ちゃんはダメだと言ったが飲んだ。
一応人間的には20なんて超えているとか……そうなのか。
そして食べて飲んでいつの間にか寝ていた。
デカいベットでみんなで寝ていた。
なんか妙なところに当たっているような……
胸がさらけでているしレメールとか……
でも不思議と堕落しない。
俺もなんか立派だよな。
普通なら手を出しているのに。
でも不思議とこいつらとはなんかそんな関係になってもいつも通りに行けるような気がする。
そして朝が来た。
なんかみんなで寝たらすっきりした。
そしてみんなでダンジョンを探しに行こうと言う。邪神ちゃんが。
「千里の道も一歩からレベルを上げとくのは基本だぞ」
「そうなのか……」
「そして最強になるためには!! 修行あるのみ実戦あるのみ!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます