第18話 はぐれダンジョンに挑戦!!

 ファルナが外に出たいと申す。

 そして自然公園まで来る。

 二人で自然公園を探索する。なかなか二人で優雅に飛び回る。


「ここはいつもいいところだな……雄大で自然が残っている……あれは? ダンジョン?」


「ダンジョンだと?? そんなものがあるのか……」


「持ってきているだろ包丁剣……に装備一式……この魔導カバンに」


 俺はなかなかのダンジョンに来たもんだと思った。

 なかは暗くてじめじめしたものとは違った。


 ロウソクの灯りが点いたまさにダンジョン。地下深くにいそうだと錯覚するそんな石創りの道。

 

 ダンジョンにゴブリンが出た。包丁剣で一撃だ。


 ファルナも爪による攻撃で一撃でゴブリンどもを屠る。


 魔法すらも使わないほど弱い弱すぎる。


 でも次の階層のオークは堅かった。


 でも包丁剣に魔力と気を通して強化したらなんとかなった。


 でもオークはゴブリンより鈍いしパワーこそあるが鈍いからなんとでもなる。


 そしてファルナに教えてもらった本格的な魔法がなかなか強力だった。


「司る炎は炎火……激しく踊る紛雷の頂の爆炎は敵を滅ぼすだろう……戦炎(バドファルガ)!!」


 俺の想像がイメージにそっているのかかなりの破壊力だった。


 マナは循環しているのでダンジョンの魔素を吸収しているのですぐに回復する。


 そんな感じで魔法の試し打ちをしていく。


 もともと氷を創り出す異能と風を操る異能もあるしアイスの棒を強化する異能もあるのでなかなか強力だな。


 すでにあるものを活用するのもいいことだが新たな力を想像するのも乙なものだ。


 炎を生み出せるようになった俺は包丁剣に炎を纏わす。

 そして敵を切り裂く。

 オークを一撃で倒せるようになる。


 技術力が上がる感覚が湧き出る。世界の渦の中自分の力の向上が感覚に鋭敏に伝わる。

 

 技術の集大成とまではいかないが毎日の努力の結果なのか剣を持つ手が際限なく速い。

 腕がすんなりと敵を切り裂く。全てを凌駕しているように感じる。全てを美味く調理しているかのように敵を粉砕する。


 そうしてファルナが無双する。


 相手は今度は強そうなジュブリエドラゴンだ。

 紫の硬そうな皮膚で覆われていて、角が生えている毒の息を吐き出してきそうなそんな見た目だ。


 活動的で破壊的なそんな眼だ。


「ギャアアアアア嗚呼ああアアアあああああああああああああああああああ!!!」


「面倒な奴が出たぞ……でも私の敵ではないわ」


「爆円炎玉!!!」


 一撃だ。そして俺は黒焦げになるようになったが……生の肉を斬りだす。

 残りと言う感じだ……焦げ残った肉を戴く。


 他にもディノガイルスボアとかいう戦豚と言われそうなやつを単独で狩った。


 肉が魔導バックに入りきらんと言うことはないが……容量はほぼかなりある。


 3000トンぐらいはいるらしい。でもこれは安物らしい。魔界のやつの安物しかなくて……と断りを入れられた……今度容量がほぼ無限の高級魔導バックを持ってくるとか。


 いやいやもう十分だろ。ファルナはこりしょうだな。


 そしてまだまだダンジョンを制覇しようとする前にダンジョンを出ることに……またワープの魔法で戻ってくればいいとか……俺は肉を取れたから良いが……ファルナも飽きっぽいところがあるな。


 そして地上に戻ってきてファルナとボアの肉とかですき焼きをした。


 ぐつぐつに煮込んだ白菜を堪能してネギをほふっと齧る。


 しめじとエノキにシイタケの肉厚さを堪能して……かなりの美味さだ。


 ディノガイルスボアの肉がかなりジューシーなでもさっぱりしててかなりの美味な赤肉で美味すぎる。


 何と言えばいいのだろうイノシシ肉よりもかなりジューシーで豚肉でもなんか短角牛のように舌を喜ばす様に肉質がきめ細かにただ肉の洪水を思わせる。


 そんな破壊力のある肉だった。

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