第4話 四
この町へやって来た賢者こと、エリスは冒険者ギルドへ行くと早速クエストを受ける事にしました。
その依頼書を見た途端にエリスの顔つきが変わるとすぐさまカウンターへ行きました。
そして、依頼を受けようとしたら受付嬢が困った顔をしています。
その理由としてはエリスが持っている力の事についてなのですが、
エリスはその事を気にせずに受けようとしているのです。
受付嬢は苦笑いをしながら、エリスに言おうとするのですが、
その時、背後から誰かがやって来ます。
それはこの世界を救った英雄の一人でもある魔剣士のアクセスでした。
エリスはアクセスの方を見るとすぐに目を逸らすのですが、 やはり、
どうしても目が行ってしまい、胸がドキドキしてしまうのです。
そんな気持ちになっているとアクセスが話しかけてきました。
「おいおい、君は一体誰なんだ。ここは俺の縄張りだから出て行ってくれないかい?」
というとエリスは俯きながらも返事をするのです。
「私はただの冒険者で……」
と言うと今度は別の方向から声が聞こえてきたのです。
そっちの方向を見てみるとそこには賢者の師匠である賢神が居たのでした。
賢者は賢者の師匠に気づくと慌てて挨拶をするのでした。
「これは賢者様ではありませんか、久しぶりですね。元気にしていましたか?」
賢者の師匠はニコニコしながら、エリスに近づいてきて手を差し出すと握手を求めてきたのです。
エリスは戸惑いつつも賢者の師匠の手を握るのでして二人して微笑み合っている姿は
とても美しいのです。
エリスは師匠から貰った神器を取り出すと使ってみるのです。
力に反応して杖が剣の形に変わって行くのです。
これで、アニマルウェポン(最強武器)を手に入れた私は
外のモンスターで試す事にするのです。
ただ、一つだけ問題があるとすれば私の攻撃力が高すぎて普段なら耐えれず武器が壊れるという事です。
もし、外にいるモンスターをこの剣で斬ってしまったりした日には 間違いなく
この辺り一帯が血の海になる事は間違いありません。
とは言っても、この剣を使わないと経験値を獲得出来ないので使うしかないのですが
さてはどうしたものかと考えています。
とりあえず、この辺のモンスターを相手に実験をしてみたいと思います。
1番最初に目に付いたゴブリンに対して剣を振るうと
一瞬にして真っ二つになりまして絶命してしまいました。
それを目撃した周りの人達は驚きの声を上げている中、
賢者の師匠だけは落ち着いている様子です。
賢者の師匠がエリスに何か言おうとするのですが、
それよりも先にエリスが賢者の師匠に 興奮気味に喋り始めてしまい、
賢者の師匠の言葉が遮られてしまったのです。
賢者の師匠は溜息をつくと呆れているようでしたが、
賢者の師匠は優しい方なので、
賢者のエリスにアドバイスを送るのでした。
賢者のエリスは賢者の師匠のアドバイス通りに行動します。
賢者の師匠が教えてくれたのはこういう事でした。
まずは、相手の力量を見極める事です。
相手が弱い場合は普通に戦えば良いのですが、
相手が強い場合だと、
自分の攻撃が相手に通じない事もあり得なくはないのです。
賢者のエリスは賢者の師匠の言われた通り、私が頷くと巨大な鳥が現れるのです。
そして支障が特製を調べると攻撃無効が入っているらしいのでして、
このモンスターは賢者のエリスの攻撃が効かないという事なので、
賢者のエリスはモンスターに向かって、 この剣で斬りつけようとするのですが、
モンスターは賢者のエリスの攻撃を軽々と避けると そのまま飛び去って行き、
何処かへと消え去りました。
賢者のエリスは賢者の師匠の方に振り返ると笑顔で
賢者の師匠に感謝の意を伝えると賢者の師匠は優しく
賢者のエリスの頭を撫でるのです。
そんな光景を見ていた冒険者達は 嫉妬の眼差しを向けていたので、
賢者のエリスは恥ずかしくなり、顔を隠すと賢者の師匠は冒険者の方を睨んで、
これ以上邪魔するなら容赦しないという事を伝えようとしていました。
その中で先程の魔剣士のアクセスが出てくると
「受付嬢に聞いたぞ、アンタ、エリス何だってな?」
と言い出してきたのです。
賢者のエリスは戸惑っているとそこに、 賢者の師匠が割って入って来て、こう言うのです。
賢者の師匠曰く、今度エリスに勝負を挑んできた時は自分が相手をすると言ってきた。
するとアクセスは舌打ちして立ち去ると他の人もその場を去るように去っていくのです。
その後、再びエリスはクエストを受けようとするのですけど、 誰も引き受けてくれません。
仕方ないので一人で外に出て、近くの平原でレベル上げを始めるのですけど、
なかなかモンスターが現れません。
10分後ぐらいでしょうか? ようやくモンスターが現れたと思ったらスライムだったのですけど、
スライムでも一応はモンスターですから倒すと大量の経験値を獲得する事が
出来るはずなのに全く獲得出来ません。
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