王子は結婚がいやで駆け落ちしました

「マチ! これから私と逃げてくれないか!?」


「はい?」


突然、私の元へ訪れたこの国の王子はとんでもないことを言い出した。


「あのお。スイム王子。もう一度もうしてくださいますか?」


「だから、私といっしょに逃げてほしいんだ! 私はマチを愛している! だから、私と国を出て結婚しよう!」


「へっ?」


今度は愛の告白ときたものだ。


王子からの好意は以前かはらわかっていたが面と向かっていわれると困惑してしまう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る