珍説御伽草子・三太郎珍道中
「金時よ。ちとばかし旅に出ぬか?」
主である源頼光が言い出したのは、坂田金時が家臣になって一年ほどたったときのことであった。
「いきなり何をもうされるのですか!?」
突然のことで動揺したのはいうまでもない。
「ちょいと噂があってなあ。都の外では鬼が悪さをしているそうだ」
「それは俺に鬼退治をしろということでございますか?」
「その通りだ。頼まれてくれるか?」
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