大魔導師の冒険黙示録

「カイルさん! 待ってください!」


アークはいまにも去ろうとしているカイルの前に立ちはだかった。


カイルは怪訝そうにアークを見る。


「お願いがあります! 俺を弟子にしてください」


アークはそう叫びながら頭を深々と下げた。


それにカイルが戸惑ったのはいうまでもない。


「ぼくの弟子になりたい? なぜですか?」


「俺、カイルさんがモンスター倒すのをみて、先生のようになりたいって思ったんです! だから、弟子にしてください」



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