ゾンビがやってきた

今日はハロウィン。


街にはさまざまなキャラクターに変装した若者たちで道溢れていた。


そんな光景を見つめるひとりの男。


さほど寒くもないというのに厚いコートに身を包んみ、帽子を深々とかぶっている。


そこから覗かせる顔色は悪く、死人のように青白かった。


路地裏に己の姿を隠すように佇む彼の目だけが移用にギラついている。


男はつぶやいた。


「さあ、楽しいパーティーの時間だ」


その声は青白い顔ともに不気味に木霊していた。





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