第2話投資編
自己投資はしてる
…が!その投資の話ではなく本当の金融投資
就職して初めのうちに先輩に連れられてセミナーに行った。
月給25万
色々差っ引かれると手取りで20万あるかないか…
一人暮らしする時手取りの3分の1が家賃相場なんて言われて共益費込で71,000円の単身用マンションに住んでる。
残りで余裕持って生活出来るかと言うと無理に決まってる。
なんせ家賃の相場が7万の場所だ。
物価もそれなりに高い方だと思う。
ボーナス併せても年収300万にならないのだ。
それに、生保、ガス水道電気代、通信費毎月ほぼ固定でかかる諸費用引けば、食費、交際費、ファッション美容代など考えると貯蓄に回す余裕なんてないわけで…
何かあった時ようにすぐ引き出せるお金は給与受取口座とは別の銀行に50万貯金してある。
この50万。
アラサーおひとり様女子として少ないと思うだろう。
しかし、この50万はあくまでも貯金なのだ。
証券口座には資産として今現在500万ほどあるのだ。
節約しようと思っても直ぐに引き出せる銀行口座に残高があればついつい使ってしまうものだ。
なので給料日に投信積立に1万必ず引き落とされるようにしてあるので手取りは20万だ!と、思って生活をするのだ。
節約して余ったお金を貯金する訳ではなく、元からそれだけしかないと思い節約生活を送る。
そして残業などで収入が増えた時も半分は投資に、半分は自己投資に使っている。
節約して生まれたお金を貯める方法も一度は試したのだ。
100円ショップで家計簿を購入し必ずレシートを貰い毎日チェックする生活。
ただし私の場合それは凄い義務となった。
同期と飲み会に行って割り勘した時は携帯にメモしたし、残業で遅くなってクタクタになりながらも家計簿を書く
そんな苦労して節約して浮いたお金は最大で18,000円だった(まぁ半年も続かなかったのだが)
家計簿をつけたから大体の感覚が掴めたのかは疑問だが、元から『これだけしかない』と思って生活すれば案外出来るものだ。
そうして最初にセミナーで勧められた投資信託の積立を始めたのだ。
半分は分配金受取タイプに、半分は分配金再投資型を。
何せ最初は興味もないセミナーに付き添いで行き勧められるがまま複数の投資信託の中から人気ランキングの投信を積立にすることにしたのだ。
最初の頃は基準価額が購入した時より下がると慌てたものだった。
それが今や基準価額が下がっても「今月は口数多めに購入出来たな」と慌てることもなくなった。
ボーナスで分配利回りの多い銘柄を2.3銘柄追加購入して行く生活も5年近くになる。
経済ニュースなんて夜のニュースでチラッと聞く程度。
それでも証券口座にすぐに購入出来るだけの資金は用意してある。
なぜかって?
日経ブルベア狙いだ。
投資信託は1万円分注文してもその時に何口買えるのかが分からないのだ。
その基準価額が分かるのは購入後になる。
その中でも日経225に狙いを定めた投資信託は当日約定なので素人のような私でも狙いやすいのだ。
2020/10の今は売却したまま資金を放置してあるが、ここ最近の日経平均は23,000円程度だが、例のウイルスで大騒ぎしてる中の3月に2万円台を切ったのだ。
その時にまた、2万円台に戻ると信じた私は日経ブルの倍額タイプを購入し、つい最近売却してそれなりの利益を出すまでになった。
もちろん資産として運用してる投資信託の中には今売却すると損失が出るものもあるが…いわゆる塩漬けにしてある。
それは投資を始めた頃に評価損が出たのにびっくりして慌てて売却して損失を出したが半年もしないうちにその銘柄は元の基準価額に戻っているという経験もしたからだ。
いずれは株式にも手を出したいと思っているが日中仕事して経済ニュースを常にチェックできないのでまだ手を出せていない。
そろそろ手を出そうと思っていたが私の勤務する会社も例の騒ぎの関係でボーナスカットすると言うのだ…
狙っている銘柄はいくつか登録している。
この騒ぎの関係で株価が下がって割安になっているのでチャンスなのだろうが日経ブルベアでも1回に10万までしか動かしたことがないので今のタイミングであっても20万くらいの取引になるので慎重を期しているのだ。
と言いつつ、実はクレジットカードでボーナス払いをしてしまっているので今後じりじり上がるだろう株を投資として購入するかこの前の利益分をカードの支払いに充てるかで悩んでいるのもある。
最初投資セミナーで教わった通り積立投信以外は余剰資金で投資しているのだ。
投資も、節約も自分ルールがあるのだ。
【無理はしない】身の丈にあった投資をモットーにしているのだ。
こんな堅実でいい女なのに本当になんでおひとり様なんだか…
まだまだ投資=ギャンブルって古い考えの男が多いのかしらね。
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