第3話コスメ編


アラサーキラキラ女子としてはスキンケアを怠らない。


そのために自分の肌と懐具合に合ったメーカーのコスメカウンターで購入している。


もちろんシリーズで揃えられたらもっといいのだろうがなにせ、節約もしているのだ。コスメには月1万までと決めているのだ。


私がここ5年使い続けてるメーカーでそのコスメカウンターには3年通っている。

担当BAさんが居るのだ。

この担当BAさんに出会うまではあちこちで購入していた。

私の懐事情を知らず上のラインを勧めてくるBAさんのカウンターには二度と行かないようにしているし、タッチアップが下手な所も二度と行かない。

そんなこんなでカウンターを巡りやっと見つけたBAさんなのだ。

職場近くの店舗でもなければ自宅近くの店舗ではない。


店舗に行くと大抵手の空いているBAさんが声を掛けてくるが出来るだけ自分と同じ歳位の人を見つける。

その人の手が空くまで店内を物色したり、別のお店に立ち寄ったりする。

なぜ、自分と同じ位の年の人かって?

新卒くらいのピチピチの子にめちゃくちゃ高級ラインを『これ付けたら翌日お肌プルプルですよ!』なんて言われても……

そんな高級ライン買えないし、大体あなたの肌はまだまだそんな高級ラインが必要な肌じゃないでしょ?若いんだから元からプルプルでしょうが!それとも何?それ位の高級ラインじゃなきゃダメなくらい私の肌はダメだって事!?

…と折角楽しいコスメカウンターの時間が嫌な物になるのでBAさん選びも妥協はしない。


芸能人やセレブのようにエステに通えるなら通いたいがそんなお金はない。

だから、月に1回コスメカウンターでタッチアップをして貰う贅沢をするのだ。

とは言え私が買うのは3,800円のクレンジングクリーム

普通に毎日使えば1ヶ月半位持つらしいのだが、普段は疲れてぱっとメイク落としたいから、別メーカーのオイルを使ってるけどお肌をいたわりたい時用に使いたいと、伝えてあり、実際3ヶ月に1回購入するペースだ。

実際普段はドラッグストアで売ってる880円位のクレンジングオイルを使っているのだ。

そして、4,200円の乳液。

これも同様に時間に余裕のある時、お肌の乾燥が特に気になる時に使うと言って本来この乳液も1ヶ月半位で使いきる量なのだが私はこれも3ヶ月に1回購入するペースなのだ。

基本このクレンジングと乳液だがいかんせん両方とも3ヶ月に1回しか購入しないので毎月交互に購入しても1ヶ月空いてしまう。

その時は1,800円もする洗顔料を買ったりする。普段高くても980円の洗顔料を使ってる私からしたら大きな出費ではあるものの、使い心地がやはりお値段の分違うのでやはり買ってしまう。

普段は2,800円のオールインワンだったり大容量で480円と格安のバシャバシャ使える化粧水を使ってるしメイクもプチプラで済ませている。


そんな中わざわざコスメカウンターに毎月行く理由は…自分へのご褒美とタッチアップによる癒し目的だ!


一つ一つの金額を考えれば高い買い物だ。

しかし私の場合平均すると月に3,000円しかカウンターで購入していないのだ。


そんなケチな客でも定期的に通いその都度タッチアップして貰う。

新商品が出たとサンプルも貰えるし、実際肌で使い心地をと言って試してくれるのだ。


月3,000円でエステ気分も味わえて更に家でも使える品も手に入る。


コスメカウンターに通わずして美容は語れない!!



担当BAさんに付いてもらうと待ってる間最新の美容雑誌読み放題だし、「最近忙しくてまともに手入れ出来てなかったら肌荒れちゃって」と相談すれば普段購入しているラインではなくその時の肌状態に合わせたラインナップでフルスキンケアしてくれる。

もちろんBAさんも売上出さなきゃ行けないだろうに、今私が通っているコスメカウンターのBAさんは定形の「売り文句」を言わないのだ。

そう、押し売りをしない。その上、この美容液2.3日連続で使ってみてください。なんて言って多めにサンプルをくれるのだ。年が近いからなのかそのBAさんの性格なのかサンプル渡したんだから買うよね?という雰囲気もない。カウンターをさすらった甲斐があったものだ。


いつかフルラインで購入するのを心待ちにしているのか、たまにお時間あったらフルラインでスキンケアしてみてくださいね、と言ってクレンジング、洗顔、化粧水、乳液、美容液とセットでサンプルくれたりもする。

一度あまりにも申し訳なくてボーナス出た時に9,000円もする美容液も買ったのだ。元からその美容液は3ヶ月も持つと言う商品だったのだが担当BAさんは私の肌状態を見て女の子の日辺りで肌が揺らいで荒れそうだと思った時に早めに付けて荒れないように対処して下さい。

と、私の懐事情を察してか無理なセールスをしてこない。


タッチアップの技術も満足もので今やタッチアップの最中寝てしまうほど信頼しているのだ。

タッチアップが終わって今日の肌状態からこれ使ってみましたよ〜と並べられる量を見るとアラサー女子にはそれ位は本当は必要なのかもな…

と思うと同時に手の平でそっと頬を触れればひんやり水分が浸透した感触とその水分を逃がさないように膜をはって柔らかくなった肌を堪能出来るのだ。

人の手で施される贅沢、満足の肌仕上がり、年が近いからお互いの肌事情でBAさんのスキンケア方法も教えて貰える。


万人に向けた一般的なスキンケアではなく、BAさんの経験と私の肌状態から教えて貰える知識の蓄え


いつか…いつか自宅でもフルラインでスキンケア出来るようになりたいが、何よりも私のモットーは【無理をしないこと】である。


何事にもね。


ただこんなにも節約し、やりくりしながらも美を追い求める。こんな努力家なのに…なんで男とはそんな努力に気付かないんだか…


まったく、見る目がないんだな、最近の男はw

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