第5話 五

岩場で休んでいるレルティーは辺りが真っ暗なのですから、

心細いというのは当然あるのです。


しかし、今、レルティー一人しかいないのですから、

辛抱するしかありません。


こんな所で休んでいると狼の遠吠えも聞こえるし、

少々、冷たい風も吹いているという感じです。


流石にここで眠ってしまうと良くないし、

日が昇るまでは眠る事は出来ないのです。


そんなレルティーはウトウトしてくると眠りそうになりますが、

何とか眠気に負けないよう頑張っているのです。


人間というのは眠気には勝てないし、レルティーは眠ってしまうのです。


どれだけ寝ていたのかは知りませんけど、レルティーは目を覚まして、

身の回りをキョロキョロしているのですけど、特に変わった様子もありません。


まだ朝になるにはお時間がかかるし、ここに留まっているのも危ないのですから、

せめて明るい場所まで移動しようとしているのです。


岩場から違う所まで移動しようとしているのですが、

やっぱり危ないのでやめるレルティーです。


『早く明るくならないかな』


そんな事を考えているレルティーです。


結局、岩場まで戻って来ているレルティーはこのままじっとここで

暫く休憩を取る事にするのでした。

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嫌々っパーティーから追放しないでっ!!~追放された私は異国の地でスローライフ~ 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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