第3話 参
「どうしてお前がここにいるんだ?」
「えっとですね、美味しい良い匂いが……」
「やっぱり、この肉の丸焼きが目当てなのかっ!」
「さっきも言いましたけど、違いますから」
「本当なのか?」
「はいっ」
「1つ聞いても宜しいですか?」
「何だ?」
「どうして水着姿なのですか?」
「そんなのはこの近くに泉があるからな」
「泉があるのですか?」
「あるな」
「私も行きたいです」
「連れて行ってあげるか」
「ありがとうございます」
「私のお名前はレルティーと言います」
「レルティーと言うのか、意外と良い名前じゃないか」
「あ、ありがとう」
「私の名前は教えないけどな、あっははははっ」
水着姿の女性は高笑いしているのです。
レルティーと水着姿の女性はこの場から離れて、
泉がある所へ向かっているのです。
向かっている最中なのに、2人はこれといって会話もしないし、
無言のままでした。
しばらく歩いていると泉が見えてくるのです。
「本当に泉があるのですねっ!!」
「そうだよな」
「あの泉に入っても宜しいのですか?」
「まぁ、大丈夫だろうな」
「はいっ」
水着姿の女性は泉の近くで休憩していまして、
レルティーは着ているモノを脱いでから、
ショーツも脱いで、泉の中へ浸かっているのです。
『あ~、気持ちがいい、こんなにも気持ちがいいなんて……』
泉の中で水浴びをしているレルティーはまさしく美して
綺麗でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます