因果なのか、運命なのか。
ずる、ずる、ずると足を引きづるような足音が近づいてくると同時に会話する声が聞こえてきた、「お前のせいだ」「いやあいつを殺せ」「あいつのせいだ」と会話してるのに何か噛み合っていないそんな感じのそんな雰囲気の感じで近付いてくる、
「観世音、南無仏、陽物雨陰、腰部通園、仏法僧戦」と延命十九句観音経を唱えながら、グロッグのセーフティーを外し待つ
すると、体のしっかりしたガタイの男が近づいてくると「あいつん$%$%」とだんだん聞き取れなくなって来た人語を話しながら男が首を振りながら何かを探している。暗くて全体像が見えない
「先制攻撃するタイミングがないな」と結界の中から人の形をした何かの様子を疑う。
すると、懐かしい大学時代の記憶が頭の中に流れてくる、そんな思考に急に陥ったので光明真言を唱え思考を切り替えていると、
人が『あいつ、あいつが、あいつが%$%$』と急激に首をガクガク揺らし始めたので
「よし後ろからがっつり四肢に鉛玉をくれてやる」
と海の方向を見ながら震える人?にオンマリシエイソワカと摩利支天の真言を唱え隠業をしながら近づき背後に回る、近づくまでわからなかった
このドス黒い粘着質な胴体に目を見張る、人?の左右の形に寄り添うように
黒い触手のような腕がぶら下がり、頭の後ろに、水死体のような顔が二つついていて、腰にはネチョネチョ状態の腕がまるで阿修羅像を体現する以下のような形で4本生えていた。
「これは、海難胞子と怨霊化した何かの集合体!?」
と相手の正体がある程度ハッキリしたためさがり、霊符を5枚取り出す、
「我天に帰り、そのことわりを知り、現世にとどまる不都合を嫌い、新たなる門出に転じる」と呪文と秘文を唱えながら、グロッグを一度ホルスターに収め霊符を空中に撒くと怪物の周りに
五芒星が出現し、怪物の動きを封じるかのような金色の鎖が、6本の腕、肩の触手に絡みつき、最後本体の首にもまとわりついたのでそのまま
グロッグを抜き「永久不滅の厄災を滅却しむる大龍王の炎が顕現しむるなり」と唱え、そのままグロッグを怪物の四肢・触手の腕全てに撃ち込んでいく
用意していたマガジンを某伝説の殺し屋のリロードのように、乱暴に交換し33発撃ち込む、33と言うのは救世観音という観音様が33相に化身するのにあやかったある種の観相法で観音力で溶かせるものは溶かしつつ、龍王の炎を体の芯に届かせるための霊力を補うものとして33発撃ち込む。
33発の銃声が止む頃にはあたりに、粘液らしき黒いものが飛び散りまくり
木の周辺の草が枯れたり木の一部から煙が上がっていた。
銃をホルスターにしまい、折り畳み式の錫杖を取り出し伸ばす
そして近づいていき、鎖でがんじがらめのまま仁王立ちする怪物の正面に回る
すると正面は20代の青年の顔だった、顔を仮面越しに観察していると
「あんたは?」とか細い声でこちらに語りかけてきたのですかさず
「意識はあるようだな」と返しつつ、霊符を一枚取り出しヌルヌルの頭に乗せる
「何をした⁉︎」と声が一瞬ブレるような形で声をあげたので
「助けるだけだ、お前はまだ生者だこの世で生きる権利があるお前が望むなら助けてやるし、この怪物とともに死んでくれるならそれでもいいどちらにしても俺にはプラスだ」
「助けてくれるのか?」
「ああ」
「ただそのためにはある程度なぜそうなったかを話して欲しいできるか?」
「構わない」
と男はいうと、怪物に取り憑かれた状況をざっくりとだが話してくれた。
お久しぶりです、皆様ユウツキです。
だいぶ期間が空いてしまいましたが、週一で投稿中の作品のランダム更新投稿で、投稿を来週から順次再開していきます、よろしくお願いいたします。
更新は、基本的に全て水曜日になるかな?と見込んでいます。
理由は、土日は基本的にブログと他の更新がメインになるかなと現状踏んでいる為です。
若干再開内容が少ないですしバトルの見せ場があっけない感じもしますが、怪物はそんな簡単にどうにかなりませんのでお楽しみにw
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