7-2:自然な流れ
GM : というわけで、今回は6.5話の続きです。皆さんは狼の遠吠えを聞きながら、雨の中、シランと対峙しています。
シラン : 「……私はお前たちに会いに来た」
ソレル : 「そうなんだ、私もなんだけど」
シラン : 「そうか」
ソレル : 「シランが知ってることを教えて」
「この島のみんなを、助けたいから」目を見据えて宣言します
GM : それを聞いたシランはソレルの顔を見て、そのままソレルのライトメイスに目を落とします。
ソレル : ポシビリタスが入ってるからかな。
シラン : 「……それを教えるかどうかは、まずはお前たちが私にとって『何』になるのかを判別してからだ」
「端的に聞こう。お前たちに、姉さ……」
ここで、シランはおもむろに何かを確認するように、自分の胸元を触る。
性別が変わっているのだ。
シエル : 前回のループ引きずってますね。
シラン : 大事なことだから!
シラン : 「……兄さんを救うつもりはあるか?」
ソレル : 「リコリスのこと、だよね」
シラン : 「そうだ。救う気が無いのであれば、ここでサヨナラだ」
「だが……救うつもりがあるのであれば、手を組むことを提案する。知りたいことも教える。私は、お前たちに用がある」
「どうだ?」
ソレル : 「それは、勿論」ね? とパーティの面々を振り返ります。
シエル : 「リコリスは一番の親友だからね。僕のできることならなんだってするよ。」
アル : 「ぼくにできるなら……!」
リズ : ご主人様の肩に手をおいて頷く。
ソレル : 「……こんな感じ。どうかな?」
シラン : 「……そうか。それは頼もしい。では、試させてもらおう。お前たちがどの程度兄さんの役に立つかを」
シランがそう呟くと、シランの傍らで佇んでいた狼がのそりと起き上がる。
シラン : 「じいちゃん。抑え気味で」
ソレル : 「……じいちゃん?」
ソレル : 「(この前は透明だった子だよね)」
アル : 「あっもふもふ……」小声
シラン : 「私よりも弱い協力者はいらん」
狼は唸り声を上げながら、冒険者達に襲いかかった!
GM : ということで、戦闘です!
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