6.5話:幕間「現代:誰かがいないセカイ」

6.5-1:小休止

 幕間である。

 前回、2度目のループを経験した冒険者たち。ルフラン島にある街に腰を落ち着けた彼らは、前回のループで敵対した神官たちと交流をもつことになった。

 騎士団長レイダーと、その副官ナンディナ、そしてムードメーカーのセルフィ。

 彼女たちと日々を過ごす内に、冒険者たちは多くのことを知ることになる。


 前回ループの襲撃者は、彼ら騎士団であった。

 彼らは町の名士であるイグナチオ氏の要請でミラージ共和連邦より派遣された、真っ当な者たちだったのだ。

 彼らは彼岸花の庵に潜む吸血鬼――ライティアの襲撃を受け、同胞の命を失った。

 

 約束の日の襲撃は、その弔いだったのだ。

 さらにはアルの裏切りや、シエルの死。

 2度目のループは、あまりにも多くのことが起こりすぎた。


 なんでシエル死んでるの?

 GM陣にとっても想定外であった。


 そういうわけで、状況の整理も兼ねて閑話を挟むことになったのである。



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第6.5話「現代:誰かがいないセカイ」


あなた方は5人だった。


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