第1話:花笠石楠花ーカルミアー

1-1:冒険の、はじめのはじめ

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冒険者諸君。

物語の始まる今、吹き付ける一陣の風に、君たちは思わず目を瞑り……。

……目を開けた途端。諸君の視界一面には、晴れ渡る蒼海が広がっていることだろう

ここはブルライト地方北西部、ミラージ共和連邦を岸に望む湾の沖合。

時節は、春先の風が船の帆を揺らし、街路では桜が蕾を膨らませる頃。

新米冒険者である君達は、泳ぐにはまだ少し冷たすぎる海を、小さな帆掛け舟で渡っている。


カルミア : 「ルフラン島には、あと30分もあれば着けるかと!」

カルミア : 「潮の流れ的に、町側の海岸に船をつけるのは少し難しそうですので……、裏側の浜につけますね!」


君たちにそう声をかけたのは、舟の帆を操るエルフの女性……、今回の依頼人であるカルミアだ。


-カルミア-

https://drive.google.com/file/d/1LNJACSs5za3UGkmMq-oWZcFOU4ZtEHQi/view?usp=sharing


長めのピンク髪を緩くまとめた彼女との初めて出会ったときのことを思い返します……。

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GM : というわけで時は少しさかのぼり、昨日のこと。ここはミラージ共和連邦の首都パラノマ……の郊外にある、冒険者ギルド《銀の潮風亭》。

GM : ミラージ共和連邦は今を時めく新興国家で、なおかつ奈落の魔域の多発地域。冒険者の仕事が大量発生するホットスポットです。パラノマもいつも冒険者と依頼人たちで大賑わいで、こりゃあとてもじゃないけど一個の支部じゃさばききれないなー……とギルドのお偉方が話し合い、つい最近新設されたのがここ、潮風亭という形。


新設ギルド《銀の潮風亭》。そんな新進気鋭のギルドに集う者達もまた、最近冒険者になった新参たちばかりだ。PC達もこの前支部に登録したばかりで、冒険者らしい仕事はほとんど未経験。

とはいえ慣れない場所ながら、仕事待ちの彼らは思い思いに過ごしていることだろう。


GM : 皆さん既にパーティを組んでいても、組んでいなくても構いません。普段、ギルドではどのようにお過ごしでしょうか?


シエル : 僕は血眼になって報酬額の高い依頼を探してますね。

ソレル : ハンサと一緒にできそうな依頼を掲示板から探しています


アル : えーと、ぼくはリズさんの後ろに隠れながら周囲の様子を伺ってます。

アル : 「ひとがいっぱい……」

リズ : 主人の方を向いてずっと喋ってます。

リズ : 「ご主人さまーエールにしますか?ビールにしますか?ベリージュースもおすすめらしいですよ。お腹すいたりしてませんか??」

アル : 「えっとリズさん、食べ物もいいですけどそろそろお金がないかもです……」うっすい財布(残金60G)を取り出す。おなかがきゅるると……。

リズ : 「まあまあまあ!なんということでしょう!すぐに仕事が必要じゃないですか!!ちなみに私の財布の中は何も入っていませんよ!どうしてもっとはやくいってくださらなかったのか!」

GM : 勢いがすごい。

ソレル : 本当に一銭もなくて笑っちゃった。


アル : 「えっ、大変じゃないですか!お仕事探さないとです!」と言って掲示板に近づこうとするけれど、掲示板の周りの人だかりに気圧されちゃいます。

アル : 「うぅ……」

リズ : 「さ、野垂れ死ぬ前にお仕事しましょう、さあさあさあ!」葛藤など意に介さず前に押し込みます。

アル : 「ちょっリズさんあっ」と押し込まれます……。

リズ : 「あ、悲鳴可愛いです!」

GM : つよすぎる。

ソレル : 「うーん、次の仕事の分まではライダーギルドに入れるお金あるんだけど……ちょっ、うわっ」

アル : 「ごめんなさいごめんなさい」平謝り


ソレル : 「……あなたもお仕事探し?」

アル : 「えっと、そうです。ぼくたち駆け出しで、今お金がなくて……」

ソレル : 「お連れさんもいるのね、一緒に何か探そっか」

リズ : 「お優しいお言葉痛み入ります。何分我々だけでは受けられる依頼も限られておりますから」キリッ

アル : リズの後ろに隠れる。「お、おねがいします……」


自然な流れで主従コンビとの合流を果たしたソレル。残るは高額依頼を探すシエル一人だが……?


シエル : 依頼掲示板の依頼表の一つを握りながらブツブツつぶやいています。

シエル : 「レッサードラゴン討伐、報酬10000G……。これを10回受ければ……、借金が、消える……。」

GM : あかん



シエル : ふらふらと店長に依頼受注の申請をしに向かおうとする。


ソレル : 横からぺらっと依頼書を掠め取って話しかけるね。

ソレル : 「ちょっと、それ私にも見せてー」

シエル : 「え、ちょ、何勝手に見るんですか!?これは僕が先に見つけた依頼ですよ!?報酬も僕の独り占めです!!」

ソレル : 「あ、これは無理無理。ハンサ共々焦げちゃう」

リズ : 「ええ……、自殺志願者ですかあ?」

アル : 「ええ!?自殺はよくないですよ……?」

シエル : 「な……、無理かどうかなんてそんなのやってみないと分からないじゃないですか!?」

ソレル : 「追加で1万ガメル借金しちゃうよ?」

リズ : 「大体貴方、一人で前でて戦えるんです?」

シエル : 「そ、それは……」ごにょごにょ

リズ : 「ほらー!そういうのは、うちのご主人様みたいな人の後ろにはいらなきゃいけないんですよ!」

リズ : と可愛い男の娘を前に差し出します。

アル : 「えっ……?」と突然前にほうりだされておどおどします……。

GM : では、そんな風にわいわいと顔を突き合わせて仕事を探しているみなさんに……背後から、少し上擦った女性の声が掛けられました。

ピンク髪のエルフ: 「そこの方々! その通り、レッサードラゴンは危ないです! 代わりに……」

ピンク髪のエルフ : 「か、神様とかいかがでしょう!」


その声の掛け方も如何なものか。


ピンク髪のエルフ : 「あっ、いえそうじゃなくて。あの、神様はお好きですか!?」

アル : 「えっ神様を討伐……?」と振り返ります。

シエル : 「あ、信仰は間に合っておりますので」と同じく振り返ろう。

GM : 薄桃色の髪のエルフが一人。彼女は頬をその髪と似たようなピンク色に紅潮させながら、すーはーと荒い息遣いで貴方たちにずいっと近寄って……。

カルミア : 「あ、違うんですえっと討伐じゃなくて恐れ多くて、あっでも神様じゃなくても……お墓に興味ありませんか!? あっ、ええと、海でもいいです! 海でもいいのでご興味ありませんか!」

GM :『神様』、あるいは『お墓』、あるいは『海』、あるいは『そんなことを聞いてくるこの女性自身』に、反応示す方はいらっしゃいますか?


アル : えっと、突然話しかけてきてこわい……みたいに思ってるのでリズさんの後ろに隠れ直します。

リズ : 「神……?ああ、ここ、神殿の出張所だったんです?迷える人って、どこにでもいますものね」(慈愛の笑み)

アル : 「リズさんが見たことない感じの顔してます……」

カルミア : 「えっと、違うんです、あの、えっと……!」

ソレル : 「えっと、お仕事の話ですよね?」

カルミア : 「は、はい! そうです。お仕事で、神様でお墓で海で……」

ソレル : 「そういえば海って、ハンサと行ったことなかったなぁ……いい機会かも」

シエル : 「えっと、とりあえず落ち着いてください。ゆっくりでいいので依頼内容教えてくださいませんか?」

シエル : 「あと報酬額!」

カルミア : 「は、はい。すー、はー……(深呼吸)。実は……」


GM : さて、そんな感じで話していると、支部の受付のダンディさん(人間・42才)が、少し慌てた様子でやってきます。

ダンディ : 「おいおい待て待て、落ち着け依頼人。なに一人で突っ走ってるんだ」

カルミア : 「すっすみませんマスター、でも、道中しばらくご一緒するから、できれば冒険者さんたちとも仲良くなりたくて。お話を……」

ダンディ : 「だから待てって。そもそも、まだそいつらには依頼が来たって事さえ話しちゃいないんだ。当然、受けるかどうかもわかっちゃいねえ」

カルミア : 「! それは、す、すみません……気がはやってしまいました……」

ソレル : 「じゃあダンディさん、依頼について伺っても?」

ダンディ : 「おう。ったく、新米だってんのにしっかりしてんな。ま、だから目付け役で入れたんだけど……」

ソレル : 「守るものがあるので!」

ダンディ : 「……そこが常道から外れてさえなければ、満点なんだがなぁ……」

ソレル : 「? なにか言いました?」

GM : ダンディはひとつため息をつき……依頼書を片手に、一人ひとり名前を読み上げます。

ダンディ : 「アル・ウリーミア。シエル・ツィカーデ。ソレル・チェスナット。リズ=ルセイ。集まってくれ」

ダンディ : 「ってわけで、お前らに潮風亭からの初依頼だ。あ、悪いがパーティの面子は、バランス考えてこっちで勝手に見繕わせてもらった。文句言うなよ」

リズ : 「やりましたねご主人様!ご飯の種ですよ!!」

アル : 「う、うん、よかった……」

ソレル : パーティメンバーを見てとりあえず服の裾つまんでお辞儀します。

シエル : 「……取り分は、四分割ですか?」

ダンディ : 「4分割、ってか、受ける人数で依頼料が倍がけなんでな。独り占めしたからって増えるわけじゃないから安心(?)しとけ」


初依頼の布告でにわかに沸き立つPC一同。新たな仲間に挨拶をしたり報酬額を気にしたりと、その反応は様々だ。


ダンディ : 「そんなわけで、ここに集合した4名で、彼女……カルミア・イグナチオ氏の護衛任務に配属予定だ。詳しくは本人から聞いてくれ」

GM : そういって、ダンディさんは近くのテーブルに座ります。どうやら、あとはカルミアと呼ばれた女性が話を引き継ぐ様子。

カルミア : 「さ、さきほどはいきなり不躾に話しかけてしまい、申し訳ありません……。その、気を悪くなさらないでくださいましね」

カルミア : 「改めて、わたくし、カルミア・イグナチオと申します。以後お見知りおきくださいまし」シエルさんと同様に、優雅に一礼します。

カルミア : 「依頼の形式的には護衛、という形になりますが……言葉のわりに、そこまで大層な話ではなくて。この度は皆さまに、わたくしのお墓参りを手伝っていただきたいのです」


GMから提示された依頼の詳細は、以下の通りだ。

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・今回の目的は、カルミアの知人の墓参り。

・墓は、「ルフラン島」と呼ばれる孤島の、西岸の海岸洞窟にある。

・ルフラン島は、孤島ではあるが無人島ではない。カルミアも、実は数年前までルフラン島に住んでいた。ただ、目的地の海岸洞窟は、人里から山一つ挟んだ場所であり、自衛手段のない一般人が気軽に立ち入れるような場所ではない。

・なお、ルフラン島周辺は潮の流れが荒く、場合によっては何日か島から出られない可能性もある。

・上述の内容も踏まえて、依頼内容は「カルミアが墓参りを無事に終え、パラノマに帰還するまでカルミアの身辺の世話をすること」。万一島内で野営・山歩きなどすることになった場合は、野外生活の指南・世話も頼みたい。

・依頼料は、一人あたり500G。それとは別に、準備金として一人100Gを前払いする。

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ソレル : 「お墓参り、ね……」

リズ : 「まあまあ、よいではありませんか、有人島ならそこまで大きな脅威もないでしょうし」

アル : 「リズさんが大丈夫って言うなら、行きます」

ソレル : 「私もOK。お仕事だけど、素敵な旅路になりそう」

シエル : 「......ん?依頼主も数年前までルフラン島に住んでいたそうだけど、数年前に移住するような何かがあったのですか?」

カルミア : 「数年前……というより、十数年前、ですかね。わたくしの家族は、島を出るのが遅かった方なのですよ」


カルミア : 「やはり、ミラージが出来ましたから。島から大きな町に出ていく人が多かったのです。わたくしたちも、その流れに乗ったのですわ」

GM : ここミラージ共和連邦は、建国十数年のまさに新興国家です。特に最近の発展の勢いは目覚ましく、カルミア曰く、それまでこの周辺に点在して住んでいた人族たちも、だんだんとミラージ内に移住する流れができているそう。

ダンディ : 「まあ、できるだけ集まってた方が安全だからな。かくいう俺も、数年前の移住組だ」

シエル : 「マスターもそうだったのですか???てっきりミラージ設立からの古株かと」

ダンディ : 「俺は、前はマカジャハットで冒険者やってたんだよ。そろそろ引退か―ってときに、ギルドのお偉いさんに声かけられてこっちにきたわけだ。だからまあ、ギルドの一員としては古株なのは間違いねーがな」


シエル : 「それにしても、報酬額たったの500G……。新米冒険者の報酬なんてこんなものなのか……、」

ダンディ : 「補足だがな。報酬500Gってのは、かなり妥当な金額だぞ。準備金がある分ちょっとばかし割がいいくらいだ」

シエル : 「ううう、マスターがそういうなら……、僕も受けるのもやぶさかではないというか……」


ダンディ : 「それに、今回の報酬は、うまくいきゃこれだけじゃなくて……。って、なあ、カルミアさん。追加依頼の説明はしないのか?」

カルミア : 「あっ……で、でも、その。なんというか、難しい可能性が高いですし……」

ダンディ : 「まあ、実際達成できるかどうかは置いといて、話しとくだけ話しときな。ギルドとしても、依頼条件の伝達がちゃんとされてるか確認しなきゃなんねえから、出かけてから現地で「やっぱりこれも追加」って現地でやられると困るんだ。最初からあきらめるんならともかく、ちょっとでも気持ちが残ってるんならここで話しといてくれ」

カルミア : 「……そう、ですね……」


GM : ダンディに言われて、カルミアは悩みながらも、君たちに向かって口を開きます。

カルミア : 「あの。先ほど言った内容以外に、もうひとつ……もしも達成できそうなら、お願いしたいことがあるんです」

ダンディ : 「その追加依頼の達成報酬が、一人頭1000Gだ」とシエルを見ながら。

シエル : 「1000G!!!」

カルミア : 「はい。1000G、です。……達成が難しいかもしれないので、確約はできませんが……もしも、できたら」

カルミア : 「可能なら、わたくしの、忘れてしまった記憶を思い出す手助けをしていただきたいんです」

ソレル : 種族二度見した。エルフだった。

アル : 1年間記憶がとぶやつじゃないですか……。


※ルーンフォークのこと。ルーンフォークは死亡すると、直近1年間の記憶を失うため。


そういって、少しもじもじしながらカルミアは次のような説明を始める。

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カルミアは、彼女の成人前後……ちょうど15年ほど前の、数か月間の記憶がない。この期間の出来事に関しては、両親に聞いても知り合いに聞いても「特に何もありませんでしたよ」としか言われない。はぐらかされているのか、本当に何もなかったのか判別もつかない。ただ、カルミア自身としては、途切れた記憶の前後で、両親の言動が明らかに変わったことを覚えている。その最たるものが『突然両親が、とある墓に足しげく墓参りに行くようになった』ことである。

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リズ : 「それは・・・聞くだに怪しいですね」

カルミア : 「はい、とーっても怪しいのです。それでその墓が、今回お参りをしにいくお墓なのです」

アル : 「思い出せないもやもやは気になりますもんね……」

カルミア : 頷きつつ、カルミアは当時のことを思い出すかのように中空を見つめて、こぶしを握りました。

カルミア : 「両親揃って、こそこそと……わたくしの目を盗むようにしてお墓参りに行くんですのよ。わざわざ船を用意させて、海岸を回り込むようにして……。そんなの、なにかあるって言ってるようなものじゃありませんか。だからわたくし、一度、船の積み荷に隠れて現場を押さえてやりましたの!」

ソレル : 「わぁ。勇気あるー」

アル : 結構芯の強い人ですね、カルミアさん。

カルミア : 「でも、そうやって現場を押さえて「これは一体誰のお墓なのか」と両親を問い詰めても、「あなたには関係ない」の一点張りで……。そのままわたくし、護衛の人に、首根っこつかんで家まで連れ戻されてしまいましたの。それ以来警備も厚くなって、結局、何もできないまま島から引っ越しになって……」

カルミア : 「両親も、引っ越した後は、嘘みたいにルフラン島の話題を出さなくなって。わたくしが知る限りでは、お墓参りも、引っ越し後には……多分、行っていないんだと思います(ため息)」





ソレル : 「ということは、カルミアさんがそのお墓に行ったのも、その1回きりってこと?」

カルミア : 「はい……そうなのです。しかも、遠目に見たきりで」

カルミア : 「ああ、でも、ご安心くださいまし。場所はしっかり覚えていますわ。いつかは行こうと、ずっと思っていたので」


そうしてカルミアは、そのお墓への想いをぽつぽつと語り始める。何も思い出せず、その墓が誰のものかすらも分からないまま、15年間ぼんやりと過ごしてきたことを。それでも、一度きちんとお墓参りに行こうと決意したことを。そうすれば、何か思い出せるのではないかという期待も込めて。


リズ : 「やりたいことがあるというのなら、やるべきではないかと思います。やり残す後悔はつらいものですから。勿論、私はご主人様次第ではありますけれど」

アル : 「うん、ぼくもカルミアさんの力になりたい……と思います」言い切ろうとして、途中からちょっと控えめになっちゃいます。

リズ : 「流石ご主人様!それでこそ人の上に立つお方!」

カルミア : 二人の様子を眺めながら、ふわふわと笑います。

カルミア : 「……お二人にそういっていただけますと、嬉しいですわ。知らない相手のお墓参りだなんてって笑われないか、少し心配しておりましたの。杞憂でしたのね」

ソレル : 「とにかく、そのルフラン島ってところに行ってみましょう!カルミアさんの記憶が戻るようなら何よりだし、お墓参りが出来れば気持ちも少しすっきりするだろうから」

シエル : 「もちろん、僕も協力するよ。カルミアさんには是非とも記憶を取り戻してもらわないとね!!」1000Gの顔をしている。


カルミア : 「心強いですわ。それではみなさま、よろしくお願いいたします!」

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