第26話 閑話 早乙女健司 戸惑う

「え・・・?」

店頭で出てきた箱を見て、早乙女健司は戸惑った。


でかい・・・でかすぎる・・・





健司は、同居している瀬戸美月へのクリスマスプレゼントを考えた。

そして・・・ダメもとで申し込んだのだ。

抽選販売に。


発売当初より大人気で、抽選でしか買えないらしい。

それでも、申し込まないと買えるはずもない。

なので、量販店の店頭での抽選販売を申し込んだ。


すると、なんと!奇跡的に当選したのだ。


健司が強運なのか、美月が強運なのか?


とにもかくにも、早速購入しに行った健司である。




しかしながら、想像以上にでかい箱であった。

まるで巨大な空気清浄機か、ファンヒーターか

はたまた、タワー型のPCか・・・と見まごうばかりの大きさ。

健司の想像していたのは、20年前の物。

それが・・現代ではこんなに巨大になったのか?

ジェネレーション・ギャップというものであろうか?



すると何が困るって・・

クリスマスまでに、どこにしまえばいいのか。どうやって隠すか。


家の中には・・・同居しているので、すぐにばれる。

もともとは車の中に隠すつもりだったが・・

こんなに大きいと、買い物に行ったときに見つかるだろう。



世の、お父さんたちはどこに隠すのだろう・・・

箱を抱えたまま、不思議に思うと同時に真剣に悩む健司であった。





なお、何を買ったかはクリスマスまでのお楽しみである。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る