ミドルシーン・04「古代怪獣神話」
登場:一角ジュード、任意
GM:入手したPCは〈知識:機械操作〉で「目標値:12」を達成できれば、ロックを解除して名簿を閲覧できます。
たつま(女):よしジュード! 破壊しろ!
一衣舞佳:パソコンをぶち壊したら、中からパスワードの書かれた紙が出てくるんですよね。
GM:アナログすぎる。この判定は、情報収集による行動消費とは別に数えます。見つけた支部長がパスを破ってみてもいいよ。(※まだ先ほどのシーンが終わっておらず龍馬は登場中)
一角ジュード:俺も技能持ってるとはいえ2レベルだからクリティカル(出目10)前提だし、支部長の方が得意なんだよな。
たつま(女):ほう、じゃあ挑戦してみるか。情報判定じゃないから《生き字引き》は乗らないんだよな。(判定して)……惜しくも回転せず、達成値9。
一角ジュード:じゃあ、俺が登場して挑戦してみるか。4D+2で――お、回った。達成値14でクリア。
GM:『passw0rd』カカッ。
一衣舞佳:ザル。
一角ジュード:oを0にすることで「とりあえずpasswordだろ」を回避するクレバーなパスだ。
たつま(女):なんかもっとこう……文字列とか……!
一角ジュード:「任せてくれ!!時空凍結システムのちょっとした応用だぜ!!」
GM:プロテクトの隙を突くゼロコンマのハック――名簿データの電子ロックが解除された。
FHの指示の元で働いていた、数十名の作業員の顔写真やプロフィールが明らかになる。
『名:S・T/男/21歳/C級作業員/死亡』
『名:H・T/男/38歳/C級作業員/行方不明』
『名:エージェントD/計画責任者/行方不明』
……エトセトラ、エトセトラ。
GM:名簿の人名とデルフの出社記録を参照して、生き残りのFH作業員の居場所を突き止めることが可能になりました。『FH作業員の元を訪ねる』と宣言すれば、トリガーシーンが発生します。
たつま(女):「なるほどな。これがさっきの情報と繋がるか」
一角ジュード:そのまま【古代怪獣P・T】についてもリサーチするか。ここで俺は「コネ:要人への貸し」を使用、ダイスを+3dするぜ!! 怪獣環境に詳しいという映画界の要人……頼むぜ、俺に力を!! 〈情報:UGN〉で――達成値12!
GM:どういうコネだよ! 2段階とも看破です。
一角ジュード:ありがとう、怪獣環境に詳しいという映画界の要人……。
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◆“古代怪獣”P.T.
〈情報:UGN、学問〉or〈知識:生物〉6
FHの実験体、コードネームは「ピュトン」
今から2億5000万年前のペルム紀末期――「P-T境界」と呼ばれる時代に生きていた古代の水棲動物。
FHは地下深くで休眠していた、このジャームの保有する「古代種(エンシェントレネゲイド)」に着目し、研究を行っていた。
〈情報:UGN、学問〉or〈知識:生物〉9
「飢餓」の衝動を持つジャーム。
同族の存在しない現代に目覚めてしまった孤独に苛まれ続けている。
P.T.から発散される古代種ウィルスに感染した人間も、その衝動に呑まれオーヴァード/ジャーム化する。
なお、ジュードが一ヵ月前に戦ったオリジナル・ピュトンは、先ほど発掘現場の地下で死体が発見された。
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一角ジュード:ああ、P-T境界でPTなんだこいつ。……し、死んでる!
鬼頭哲太:OPで戦ってたオリジナル、ちゃんと死んでるんだ。
GM:「あの高さから落ちては助かるまい」「流石にあの怪獣でも死んでいるだろう」 後々、調べに行ったら本当に死んでました。
情報提供を求められた要人の男は静かに――しかし、熱を持って語る。
要人:「私がピュトンに対して抱いてるのは……なんていうか、そう。『敬意』だね。彼は生物の大量絶滅が発生したP-T境界に適応した生物なんだ。」
一角ジュード:うわっ出てきちゃった。
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ハリウッド版『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、監督がかなり“キ”てる良い映画です。神話。超古代怪獣文明はあったんだ! やめろ、離せ! 俺は正気だ!
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要人:「火山の噴火か植物の死滅のせいか……とにかく二酸化炭素が中毒を起こすレベルで高かった古代の地球の王様さ。クラウドオイルという技術を知っているかい。彼の細胞は電解槽のようになっていて、電気分解で大気中の二酸化炭素から炭化水素燃料に相当するエネルギーを作り出すことで、当時の過酷な環境でも大型化することが――」云々
一角ジュード:「なるほどな……確かに凄まじい存在だった……この星の本来の支配者はアイツの方だったのかもしれないな……。しかしあいつがあのまま死んでいたというのは朗報だが、同種がまだ眠っているからには……油断はできないぜ!」
鬼頭哲太:この人FH研究者では?
一角ジュード:非オーヴァードかもしれんし……。
要人:非オーヴァードであることとFHであることは両立する。いや、FHじゃないはずだけど。 「『彼』が生きていたら、きっと何としてでもその同族に会いに行っただろうね」
一角ジュード:「最後の同胞、か……なんだか物悲しい気もするな」
要人:「あるいは、その数億年の孤独をいやせるとしたら『好敵手』の存在だ。僕たちがそれになることは望んでいないが……どこかに存在していれば。彼のために、そう願いたいね」 要人のドハなんとかさんからは以上。
一角ジュード:完全に怪獣に敬意を払ってる人だったな……。
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