第2話 ~転生、そして隣国にて、~

「おぎゃーおぎゃー」

おっ!転生出来た!

「奥様、とても元気な男の子ですよ!!」


「髪色や髪質は旦那様に似ていて、目の色は青色と奥様に似ておられますね」

成程、今の僕の父は僕の髪の毛と似ているのか・・それにしてもメイドとかマジ最っ高~!!漫画とかアニメとかでしか見たことないから神様にお願いしなくてもこんな美人なメイド付きはありがたい。

もう一度声を出してみるか、さっきは勝手に出た気がしたから。


「おぎゃーおぎゃー」

高1にもなって『おぎゃー』は恥ずかしいな・・・まっ、赤ちゃんの仕事は泣くことだからな恥ずかしさは早めに捨てないとな。


「っ!元気に・・生まれてきて・・くれて・ありが・・とう・・・・カール」

カール?・・・もしかして僕の名前!?


「奥様、お加減があまりよくありません、今は休んでいて下さい。」




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僕が生まれてからもう3年が経とうとしていた。

「カール様!何回注意すれば気が済むのですか!」


「ごめんなさいシア」

僕のことを叱っているのはメイドのシア、僕の双子のメイドの姉である。

何故僕が怒られているかというと、僕の今住んでいる家の中にあるヘギル国で一番大きな図書館に勝手に行って、勝手に魔法書を持ちさってしまったからだ。


「謝っても今回ばかりはメイド長に言いますからね!」

それはやばい!メイド長って普通はめっちゃ優しいけど怒ったら父上も怯えるんだよなー。

どうにかしてシアを止めないと・・・あっ!メアならなんとかしてくれるかも!

メアはシアの双子の妹にあたる人物である。


「メア!シアに何とかして説得してくれないか?」


「シアがそう言っている以上私は知りません。以前カール様を庇った際、メイド長に3時間程お説教をくらいました。」

マジか!ありがとうメア!・・しかしメイド長に怒られるのは何としてでも避けなければ。

あっ!・・いや・・シアとメアには通じるわけないか・・・・でも試す価値はある


「ねぇシア金貨一枚で何とかならない?」

この世界でのお金はすべてコインであり8つのコインがある

下から【銅貨】➡【大銅貨】➡【銀貨】➡【大銀貨】➡【金貨】➡【大金貨】

➡【白金貨】➡【大白金貨】となり、金貨1枚は日本円で大体10万程度である



「うふ。カール様ってやっぱり親譲りな所がありますね。昨日、旦那様が勝手に町に行かれ、護衛にばれてしまい金貨10枚をその護衛に渡してメイド長の説教を逃れようとしたのですがその作戦が失敗し、メイド長に2、3時間程説教されたそうですよ」


うっ!父上はそこまでしてメイド長のお説教を逃れたかったのか。父上がやって失敗したのだ、仕方ない今回は諦めるか・・



その後、僕はメイド長に2時間説教されたのだ



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場所は変わり、世界で4つしかない国であり、ヘギル国との隣国にあるアールス王国では、1人の少女が重い病にかかっていた。

その少女の名をメリア・フォン・ア―ルスという。


数時間前のこと、彼女は自室でメイドに注がれたお茶を飲んでいた。


「リア、いつもありがとう」

彼女は、いつも決まった時間に自室でお茶を飲んでいた。


「いいえ、私もいただいていますので・・」

メイドのリアはそう答えた。


「うっ!」


「メリア様 ?どうなさいました?」


パリン!!


バタン!!


「メリア様!!メリア様!!」


ドン!!


「誰か!!誰か回復師を呼んでください!!!」


「うっ!!痛い!!」


「メリア様!!」


すると3人組のメリアの護衛がやってきた。


「どうなさいました!!」


「メリア様が急に倒れてしまったんです!!早く回復師を呼んでください!!」


『『はっ!』』


4分程してから王国専属の上級回復師がやって来た


「ヒール!!・・・くそ!!ハイヒール!!・・うそ・・だろ!?・・」


「どうしたのです!!早く!早くメリア様を助けて下さい!!」


「上級回復師の私一人ではどうすることもできません!!

後、5いや8人程上級回復師を呼んできてください!!」


「はっ!!」


回復師には3つの階級がある。

下から、【下級回復師】➡【中級回復師】➡【上級回復師】

下級回復師のハイヒールは切り傷や、軽いけがを治すことができる。


下級回復師のハイヒール<中級回復師のヒールで

中級回復師のハイヒール<上級回復師のヒールとなる。


上級回復師の〈ヒール〉は、人間でいう骨折などを治すことができ、

〈ハイヒール〉は、大抵の病気を治すことができるのだ。


3、4分してからア―ルス王国の城に20人居る上級回復師のうち最初に来た人を含めて計10人の上級回復師が一斉にハイヒールを唱えた。


『『『ハイヒール!!』』』





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あとがき


1話の終わりに挨拶を完全に忘れていましたすいません!!


SYUUZIといいます。


初めて小説を書いたのでどう書いていいのか分かっていません(言い訳)

1日では見てくれる人は0だと思っていたのですがが、3pvそれにフォロー1ありがとうございます。嬉しー!!


これから不定期に〈こんな僕が異世界で両親に愛されていいのだろうか〉を上げていきたいと思います。

もしお時間があればコメントで良かった所、悪かった所を書いてください

お願いします。

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