第31話 ニャンの十七 太平と鬼
少しく以前、どこかのヒトの
一般にヒトなどと言うもの、
爺の言に依れば、ヒトは身の回りの物を
周りを自分の都合の好いように
ヒト一般は生きものは何でも同類以外でさえあれば、これを殺して喰っても構わないと思っている節がある。
極限状況での
こうなると最早ヒトなどと言うのは我々ネコとは異なって、最も劣悪劣等なる
しかしこれはこれにより、やがては自らを殺生する事とは
我が命が
それはいわばヒトどもが
何時か
太平の世に
ヒトの
ヒトの世は
万太郎爺さんの言う通り、最近ここへやって来たヒトが
鬼がやってくれば皆一様に
これによって何らかの
そうしてやがてその時、
これらの時の流れの中で、
鬼の奴らがやって来る前のその
これらの
それでも
鬼が島とは
退治された鬼の
ヒトは
最期の鬼が死に
ヒトどもが
木石など脳髄の在る無しは兎も角、あらゆる命あるものの何一つも生み出し作り出し得ぬ
星見るに
ネコの
我が一個のネコの
循環するものは巡り廻ってまた別のものとなる。
このネコの
その様にして
この繰り返しに過ぎぬ茶番を見るにつけ、我が
何と表せばよいか分からぬこの流れの
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