第23話 ニャンの十二の三 乞食王の3
領民は
神だ、王だと
貴様の行い
名も無き若い
異郷にあって
戦士はこうして戦場に生きて戦場に死んで行く。
戦士でない領民たちはまた、別の場で何ものかに
いずれ
連勝を
神だの何だのの大義や名分のもとに
「なあ、お主よ。私は臣下や領民に対し
心からそう自問できるのであればまだ上等である。真の王であるならば際限のない自問の繰り返しこそが必要である。
と言って何が
国々の
本来無力である者たちが何事かを行うのだ。
国や民がどのようになり行くかも判らず、
「何をしてやったのでもない。農夫や兵士たちは見知りもせぬ私と言う
国王が領民に対して直接何かをしてやれるわけではない。
当然、彼らの顔や身上を見知り、彼らの命を保証している訳でもない。
君臨、当地するなどとは言うが、権力者側による
異なる立場にありつつ恐らくは
片や勝手に自分の手に入れた誰のものでもない
お互いに探り合いの
そのようにお互いが相手に依って存するのである。
王が一杯に手を広げていれば領民は腕を
権力者側の手の及ばないところでは領民はゆったりと腕を伸ばし羽を広げていよう。
互いの領分が接する
場合によっては
何の事はない、明々白々たるとどのつまりはお互い敵同士という間柄なのだ。
ほかにも隣国との
一方がもう一方を
それにしてもこの乞食王は自らの
貴様は目明きであるに
もちろん自身の
先に神の
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