第19話 ニャンの十 雑の一 洞と褥
今となってはそこに在る洞はそれを
そこに在ったものが失われた場合、それが在った頃との比較の内においてのみ思いを
視界を
身に
その万事万物の休み、安らい、
光に満ち満ちた
それは我がネコの意からは
時の粒の滑り流れるが如きを
決して
或るネコの命やその
モグラもイヌもネコもヒトに於けるもまた同じ。
引き
百千年のこの
我が
数百千年の命は
ヒトどもが高々百年辺りで
高々百年で古老などとは聞こえはよいが、まず以て聞き苦しい事この上ない。
この
星の
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