第6話 ニャンの三 万太郎爺と魂喰い
万太郎爺さんがこの世の、否、
風の
できれば
毎度毎度何でも
あの
奴はあの尻尾の長さを比類なしと自讃してはいたが、決してそれだけではない。
あのたった一つの
私の涙を奴は知るまい。
果たしてお気に入りの尻尾を切り離し
或いは
自慢の毛並みを
奴の脳髄は何処ぞの
大跳躍に
落ち
然しながらネコたるのこの己が身は延々とこれを行い
これを食せぬのはこれが
他に類例を見ぬ我が一千年を
何の事もない。
落命寸前の魂を
それをこの胃の腑に収めてやると、様々な命に宿った魂をそれらが如何に邪悪なものであれ、ふしぎに然り確りと
邪悪なものであればある程その
脳の髄が等しく持つべき
一度この魔剤に痺るるが如き感覚に囚われると、最早逃れられなくなる。
この
神の
こうして、境内の朽ち落ち葉を掃き集めては燃した芋や
鬼の役回りは
唯一なる
ひと
朽ち葉とて
星風の吹く天に
三味の音にこそ
団栗を喰うて
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます