第10話
「見るに耐えん、とは正にこれだな。」
えっ?そんなに酷いかな??
「貴様の年齢は一体いくつだ?
これでは中学生と言われても反論できんぞ。」
えっ?そんなに酷い???
「まぁ良い。粗方予想は出来た。先ずは成長の意味も込めて此処に在る水を全て錬成しろ。」
「ぜ、全部、だと!?
――――って、いや、まぁ、別に良いけどね。
でもさ?それ意味なくないか?」
改めて俺も見てみたけどさ、錬成の成長は分類してって書いてあるじゃん?忘れてたけど。
ってことはさ?水は・・・・料理関係?だろうから、成長するのは
今必要なのって武器や防具であって、ご飯じゃないじゃん?
「僕の予想としては《分類》は、その作成する物の製造方法で分けられていると考えている。【鍛冶】【木工】【裁縫】【製織】【調理】【金属加工】や【革加工】等など。正直上げれば切りが無い程にある。更に細分化されると考える事もできる。例えば【調理】。これに関してはその【調理】の『方法』や『食材関係』の扱いに関してそれぞれに成長の度合いがあるかもしれん。【煮る】【焼く】【炒める】や【肉加工】や【魚加工】だな。」
お、おぉ。めっちゃ多いな!
「そんな中、と言うよりも外枠と言った方が良いか、【錬金術】と言う分類もされている可能性がある。」
あぁ。なるほど。
『大元』と言うか『根っ子』と言うか、そんな感じのものって事か。
そうなると確かに無駄ではないな。うむ!
【調理】と水に関係する食材加工の成長。そして、どれになるかわからんけど、『調理方法』の成長もする。そして、それだけじゃなく【錬金術】そのものが成長するってことですね。
わかります!
「例え予想が外れていたとしても、何かしらは成長する筈だ。貴様の妄想が再現されていればな。」
も、妄想ですと!?
言い方!
もうちょっと優しく言えよ!!
「それから、この『魔方陣』と言うのはどう言うものだ?言いたい事はおおよそ予想できるが、具体的にはどの様なものだ?その肝心要の模様は?」
「え?知らない」
「・・・・・・」
―――――いやそんなジト目されても・・・。あったらいいなーって思ったから書いただけだし?まさか現実になるなんて思ってもみなかったし?そんな具体的な魔方陣なんて考えるわけ無いじゃん?なんか、こう、ぐちゃぐちゃーってしつつもカッコいい感じのものなんじゃないの?シランケド
「―――ハァ。何か思い付かないのか?その時に考えていた具体的なイメージだとか、もしかしたら魔方陣を描こう思えば何かしら頭に浮かんで来るとか、何か無いのか?」
「んーーーー?」
考えていた。ってのはちょっとよく覚えていないな。考えていた事なんて『どんなすごい能力にしようかな?』って事しか考えてなかったし。あとは描こうと思えば・・・か。
―――――お?
「なんか、出てきた!」
「ハァ。それは簡単に描けるものか?それからそれを描いたとして、その意味、効果は?」
さっきからタメ息多いね?綾田くん。大丈夫?老けるよ?
「おい。さっさと報告」
「あ、はい」
んー。まぁ、これはそんなに難しくは、ない?かな?
「描こうと思えば描ける、かな?簡単ではないけれど多分いける。効果は・・・」
おぉ・・・・・・意味薄。
「消費する【具現の力】が1割減少。それから5%品質向上。だな」
いや、【具現の力】1割減少したところで、って感じがする。まぁ、あくまでも今はだけど。消費する【具現の力】は今のところ一律『1』。人数分の食事を作ったところでそれは変わらないんだよ?その1割って『0,1』って事でしょう?意味ないよね?いや、無くはないんだろうけど・・・いや、やっぱ無いよ。それから5%の品質向上もどうなん?意味あるか?
「フム。現状ではあまり魅力を感じないな。余裕があれば描いても良いが・・・」
「あ、描くのに【具現の力】を消費するってさ。しかも『5』」
ぼったくりか?いや、一度描いてしまえば暫くは使えるようだけど・・・・?
「・・・そんな余裕はない。後回しだ」
だよね。俺もそう思います!
◇◆◇◆◇◆◇◆
「たっだいま~ッス!!」
「何故にそんな元気なん?」
君は今までお外を回ってきてたんでしょ?お外で化け物たちとあんなことやこんなことをしてきたんでしょ?お留守番だった筈の俺は逆にすんごいだるいよ?
【具現の力】を消費するとマジきつい。しかも今は夕飯を作る分しか残してない。ここまで使ったのって初めて。
マジだるい。
「あれ?どうしたんッスか?高田さん」
「錬金術を使いまくって、【具現の力】が減ってる」
あー。後はもう説明するのも面倒。
綾田~後頼んだ~。
「ありゃりゃ。じゃあこれは今日必要ないッスかね?」
ん?
「少し見せてみろ。」
「はいほいッス。」
何だ?『はいほいッス』って?
「取り敢えずそのバッグの中身は、このデスクに並べろ。」
「はいほいッス。」
だから、『はいほいッス』って何?
はじめて聞く日本語なんですが??
「フム。《釘》《ハンマー》《針》《糸》《布きれ》。これは・・・・なるほど。《彫刻刀》と《ドライバー》関係か。
しかし誰だ?布で包む気を遣えたのは?」
「あれ?オイラって普通思わないッスか?
・・・もしかして、オイラさりげなくディスられてるッスか?」
うん。ディスられてますよ。ペガサスくん。
「私よ。そこの
「なるほど。この男にそこまで気が回せるとは思わなかったからな、女である
「やっぱディスられてるッスよね?」
うん。さっきからそうだよ?
「後は昨日見つけられたかった分以上に収穫があったわ。」
「すんごいんッスよ!ちっさいお店なのに食料も今見せてる道具も全部そこにあったんッスよ!」
「ほぉ。」「へぇ。」
マジか。なんだその店。
「多分個人でやってたお店でしょうけど、《何でも屋》って感じのお店だったわ。
中に人はいない様だったし、背に腹は返らないからお邪魔させてもらって中を確認したの。
残念と言うべきか、幸いと言うべきか、誰もいなくてね。失礼して欲しいものを持てる分だけ持ってきたわ。
後は、悪いとは思ったんだけどそこのお店には侵入対策してきたわ。人も簡単には入れないだろうけど、あの化け物たちも早々入れない筈よ。」
「上出来だな。」
ん~?そんな簡単に対策できるものなんか?
簡単な対策で済ませてきたら簡単に対処されそうだけど?
「心配そうな顔ね?」
「あ、いや、まぁ、疑う訳じゃないんですけど、そんな簡単に侵入対策なんて出来るのかな~?って。」
「そうね。絶対大丈夫とは口が裂けても言えないわね。でも、可能な限り対策はしてきたわ。
中から入り口の二ヶ所、表と裏を塞ぐバリケードを作って、お店の方は外からシャッターを下ろしてあるわ。裏口は普通に鍵だけ閉めた状態だけど、さっき言った通りバリケードもあるし早々入れないわよ。」
・・・・え?それって、俺達も入れなくない?
「出入りは二階からね。ちょっと頑張れば二階の窓へ行けるから。」
「お、おぉ。」
空き巣かな?
と思っても仕方無いよね?
だって、端から見たら絶対怪しいもん!
まぁ、現状が現状だから違和感なく見れるかもしれんがな!
「だけど、人が相手だと同じ様に二階から入られちゃうだろうけどね。それは別に構わないと思ってるわ。化け物にさえ有効であれば良いんだし、ね?あの化け物たちが賢いなら意味は無いんでしょうけど」
そりゃそうだ。
「おい。そろそろどうだ?【具現の力】は回復したか?」
「いや、そんなに早く回復しねぇし。」
一応確認はするけどさ?
====================
【
【アルケミスト】
盾の領域:5/5
具現の力:2/10
【アルケミー】
====================
ほらね?
夕食用にとかワケわからん酷使理由で残された分しかありませんよ?
「仕方無いな。では、夕食だ。」
はいはい。
「
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
錬金術行使結果
【白ご飯】
ランク:2
身体回復:1
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
もういっちょ!
ちょっと今日は豪華だね!
キャベツ、ニンジン、もやし、そして元々は冷凍されていた
「
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
錬金術行使結果
【肉野菜炒め】
ランク:3
身体回復:2
身体筋力一時上昇:1
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
―――――ら?なん、か、視界、が―――――――
――――――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――――――。
―――――――――――――――――「んぁ?」
「あ!目覚めたッス!!」
うるさっ!え?何?いじめ?
寝起きに大音量聞かせるとか何気に酷い嫌がらせではなかろうか?
「大丈夫か?」
え?何?いじめ?
寝起きにムサイオッサン顔とか何気に酷い嫌がらせではなかろうか?
「お兄さん!」
え?何?天使?
「はぁ~。良かったわ、目が覚めて。」
え?何?女神?!
「・・・・・・。」
睨んでねぇで何か言えや!
「ってか、何がどうなって?」
「ご飯作ってくれた後にパタリって感じでね。気を失ったのよ、あなた。」
『あ・な・た』?え?も、もう一回言ってくれませんか!?戸崎さん!!
「よか、よがったですぅ~~~!!」
「うぉ!?」
お、お腹に衝撃が・・・!?
――――あぁ。ごめんね?
ユキちゃんは本当に心配してくれたみたいだ。
「気絶?・・・・・うん?あー、【具現の力】が無くなったせい?」
「多分そうだと思うッス。」
「だよね。」
それ以外考えられないし。よく物語に描かれてるもんね!
「だから、心配要らないと・・・・」
「何?まだ説教が足りなかったかしら?」
「・・・・。」
おう?・・・おぉ!凄いぞ!戸崎さん!!
綾田が縮こまってる!
「は、反省はしている。」
「そう?ならいいんだけど。
もし、まだ、わかってなかったらまた説明しなきゃいけないじゃない?私としてもあれは大変なのよ。」
何があった?
「ユウカちゃん、マジギレしちゃったんッス。
三時間くらい?綾田さんを説教してたんッスよ。コンコンコンコンと正論を静か~に説教してたッス。」
おぉ。マジか。笑える。
「あなたも何をへらへらしてるのよ。
良くわかっていないチカラの所為でこうなったのよ?死ぬ可能性だって考えられた筈でしょ?もう少し慎重に行動してよ。」
『あ・な・た』?
ふはっ!マジ最高!!・・・・・・キモいな。俺。
「聞いてるの?」
「聞いてます!注意します!」
だから、睨みながら微笑まないで!ガチで怖い!
「僕もその辺の配慮が足りなかった。
今回は謝罪しよう。」
『今回は』、じゃなくて、いつも反省しろよ!!
「ま、結果良ければなんとやら、だ。
戸崎もその辺にしとけ。
取り敢えず、高田君。目覚めて良かった。」
おぉ。
何?
肩、ポンって?オッサンだれ?剛田警部の皮を被った別人か?本物はどこ行った!?
「うぅ。うぅ~。グス。」
「ごめんね?ユキちゃん。」
なでなで。
「取り敢えずこれでも飲んで。」
ん?ユキちゃんちょっとごめんよ?
ヨッコイショ。っと。
スープ?
あ、あったかい。
「よかったわ。ちょうどご飯時で。」
「きっかり24時間だな。」
「・・・・は?・・・え?24時間も寝てたの?」
え?うそ?マジ?
「寝てた。って言って良いのかわかんないッスけど、高田さんが倒れてからそのくらいッスね。
【具現の力】はどうなってるッスか?」
ん?あぁ。確認してみるか?
====================
【
【アルケミスト】
盾の領域:5/5
具現の力:1/10
【アルケミー】
====================
「・・・1・・・だと?」
「え!?マジッスか!?24時間でたった1!?」
いや、驚きだ。
「・・・・おい。確認だ。貴様の【具現の力】の最大値はいくつだ?」
「10」
「・・・・24時間で1。若しくは24時間で一割回復する様だな。」
あー。確かに《一割》ですね。
どっちだろう?
「だけどさ、前は12時間で1回復してたんだけど?」
「なに?・・・・・0になった場合は回復速度が違う・・・のか?」
いや、聞くなよ。知らんよ。
「って言うか、増えないんッスかね?【具現の力】。」
「あー。確かに。一度空にしたら増える!なんてテンプレだよなぁ?増えないのか?」
あっ、このスープウマイ。
あったかコーンスープって最高だよね!胃に染み渡る感覚が何とも言えない!あーホッコリするんじゃー。
「なんとも言えんな。成長のさせ方が違うだけとも言える。
【具現の力】については全く検証していないから、予想の立てようがない。」
まぁ。そうだね。
ご馳走さまでした!美味しかったです!
そして
「足りない!お腹空いた!」
「まぁ、そりゃそうよね。丸一日以上何も食べてない訳だし。」
だよね。
24時間寝てたんなら、最後にご飯食べたの昨日のお昼って事だし。
「けど、これ、めっちゃ危ないッスよね?」
「事前に知る事が出来て良かったんじゃないか?」
うん。まぁ、ペガサスとオッサンの言うとおりだ。
『危ない事』を『事前に知る事』が出来て良かった。それは本当にそうなんだけど・・・・ベットが俺の命ってのが納得いかねぇ!
「取り敢えず今後は『何かわからない事』を検証する時は、事前に相談する事!やってみて、『死んじゃいました』なんて、笑えないわ。
皆それでオッケーね?と・く・に、綾田くん?」
「わかっている。
今回は軽率だった。」
「わかればよろしい。」
あ、カワイ―――――ハヒッ!?
「ど、どした?ユキちゃん?」
い、今一瞬寒気が・・・・!?
「・・・ん~?わかんない、です。
ちょっと・・・・・いえ、やっぱりなんでもないです!」
「??」
え?なに?
ホントなに?
「さて、私は高田くんのご飯を用意してくるわ。いつ目が覚めるかわからなかったから貴方の分だけ準備してないのよ。」
ふへ。『あ・な・た』って――――って、もう良いか。
「大人しくそこで待ってるのよ?」
「了解です。」
寝床から出るなって事ですね。わかります。
「これ以上何かを貴様にやらせると僕がまた理不尽な被害を受けかねん。」
「おい。こら。何処をどう考えたら『理不尽』になるんじゃボケ。」
「ただ、一つだけ。
【具現の力】の回復具合を都度確認しておけ。これから先その力の事を知っていることは必須だ。『命綱』と言っても良い。」
無視ですか。あぁそうですか。
「まぁ、そうだな。俺だけじゃなくて他のチカラでも消費するだろうし・・・そのくらいはやっておくさ。」
ま、やりますけどね!
「僕たちはさっさと食事して寝るぞ。明日も早い。」
「おう。」「ッスね!」
・・・・ん?なんか・・・・違和感が?
「ユキはお兄さんと一緒にここで食べます!」
お、おう?
「準備してきます!」
キーンって感じですね。
・・・・返事もしてないのにもう居ないし。
「嬢ちゃんかなり心配してたからな。
病み上がり・・・・と、言って良いかわからんが、しんどくてもちゃんと相手しろよ?」
オッサンに言われんでもやるわ!相手はあの
「さてさて、綾田さんの言う通り明日も早いッス。おっちゃん行くッスよ。」
あれ?君は随分と素っ気なくないか?もうちょっと心配してくれてもイイんダよ?ペガサス!!
「貴様は暫く回復に勤めろ。」
「あいあい。」
・・・・・うん。なんか、急に静かになったね。
――――――――――――――――――――。
――――――――――――――――――ふへ。
おっと、いかんいかん。
暇になると何故か戸崎さんが笑顔で手を振る姿を思い出しちゃうぜ・・・・・。
果たしてこれは何だろうか?
『恋』なんて言うのは簡単だけど・・・・今まで俺が経験してきた『恋』は
まぁ、結果的に二回ともそんな色恋の関係は終わる事になった訳だけど・・・・・・あれはただ単に可愛い女の子と二人っきりでドキドキしてて、可愛い子だからヤりたいと思ってただけ?
これが本当の『恋』・・・・ってか?
戸崎さんとはまだ出会って間もない。
だけど、なんか一緒に居てホッとする。安心すると言えば良いのか?勿論偉い美人だからドキドキもする。でも、変にソワソワしたりとか落ち着かないなんて事はないもんな。・・・・・・エッチはしたいけど!!!
「何を考えてるのかしら?顔が紅いわよ?」
「ドゥナァルド!!!!」
誰よ!?いきなり声掛けるから思わずネズミの国からキャラクター召喚しちゃったでしょ!?って、あらやだ
「と、戸崎さん・・・」
「ん?なに?」
っく!かわえぇ!
美人なハズなのに小首傾げると、かわえぇ!!
もう、ワシ、キュン死。
「・・・・・ねぇ?なんかちょっと前?からホントどうしたの?正直気持ち悪いわよ?」
グサリ。
ガチで死にそう・・・・グスン。
「・・・・・なんでもないです。」
「い、いや、そ、そんなにへこまなくても・・・。」
女性に、しかも美人に、それも絶賛『恋?』とか思ってる相手から「キモい」何て言われたら・・・・あぁ。世界が灰色に――――――。
「ご、ごめんね?機嫌直して?
―――――こ、こんな時どうすれば・・・?」
あれ?意外に男慣れして、ない?
こんだけ美人なら引く手数多だったでしょうに?
「いや、気にしないで下さい。
き、キモい・・・って、自覚ありますんで。」
グゥ・・・・自分で言ってても辛いぞ!今は!
「そ、そう?えっと、じゃあ、はい、これ。
缶詰めとかを温めただけだけど。」
いやいや、大変ありがたい。俺のやる「はい」「ペカー」って感じの簡単お手軽には出来ない事だからね。普通に人力でやろうとしたらそれなりに大変だ。感謝します!
「お待たせしました!」
「おー。お帰り、ユキちゃん。」
メニューは俺とそう変わらない感じ?
パックのご飯とおかずの缶詰め、後は味噌汁。
俺は焼き鳥だからビールが呑みたくなる。
ユキちゃんは・・・・え?
「ゆ、ユキちゃん?シーチキンだけでご飯食べれるの?」
「え?はい。美味しいですよ?」
いや、ツナマヨとかならわかるけど・・・・。
「マヨネーズとかは邪道です!」
・・・・・・・・・マジか。
ま、まぁ、いいや。
「そ、そうなんだ?
じゃ、食べようかな?」
「はい!」
「私は向こうで食べるわ。」
出来れば一緒に食べて欲しいけど!
「わかりました。」
現在『キモい』の低評価を頂いている自分としては
下手したら俺の評価が更に下落する可能性すらあるしね!
綺麗なお姉さんには好評価を頂きたい!
明日から頑張ります!!
でも!
その前に――――
「「いただきます!」」
ユキちゃんから改めて教えてもらった挨拶の大事さ。忘れずに実行できてよかったよかった。
あら?美味い。
缶詰めも侮れんな・・・・・。いや、ワンチャン戸崎さんが温めてくれたから・・・・?
って、うわ、マジか、ユキちゃん。
ホンマにシーチキンだけでご飯食べてるよ・・・・。ワシには無理じゃの!
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