第9.5話
錬金術師になりたい。
でも、ガチでリアルな何か研究する様な錬金術師じゃない。魔法的でファンタジー的なものだ。
例えばイメージだけで作れたりしたら便利だ。
例えばイメージだけで道具を動かせたら工夫もしやすい。
例えば作ったものたちに特殊な効果が付いたら嬉しい。
魔力的な何かを使って作業を短縮。それから作業を何かに任せられたら良いだろう。
武器や防具を作りたい。
薬も作りたいし料理だって出来たら便利だ。
様々な日用品に便利な道具、強力で不思議な道具、【魔道具】みたあな物なんかも作りたい。
全部、色々、作りたい。
作るのに代償は不可欠。
代償が強ければ強い程、希少であればある程、大量にあればある程、その作成結果に影響を及ぼす。
でも、自分の命とかは削りたくない。他の命は良いと思う。場合によっては。そこは使うときの判断次第。
自分の命はダメ、絶対に。(大切だから二回書く)
魔方陣とかあったらカッコいい。
魔方陣があると魔力的な何かの消費を抑えるとか、出来上がるものに何かしらの効果が現れるようなるとか、そんな感じだと実用性もあって◎。
道具も大切。
道具の品質?とかで出来上がるものに影響を与える感じが良い。
作ったものの詳細が知りたい。
鑑定系の能力?があったら便利だ。
特殊な効果が出ているものには他にも副次的な効果がほしい。
例えば剣とかは光ったりとか、刀身に文字が出てきたりとか、属性的な感じは燃えてたり、刀身が水で出来てたりしたら良い感じ。
防具なんかもそれっぽくかっこ良くなってたらいいな。
薬とか料理は味に影響があったりしたら面白い。
道具関係は
(思い付かなかった為空白になっている)
戦う力とかは必要ない。非力でこそ生産職。その代わり生産、錬金術に関しては天才的な才能がほしい。
成長はしていきたい。
いきなり色んな物が作れても楽しくない。最初は楽しいだろうけどすぐ飽きそう。
魔力的な総量が増えたり、分野の熟練度が上がったり、その熟練度によって使える素材が増えていった方がワクワクする。
少しだけ魔法が使えたら嬉しい。
火種とか、コップ一杯の水とか、そのくらいでいいから魔法が使えたらって思う。
それから成長していけば命に関する錬金術も出来たらテンション上がる。難易度は鬼仕様。ちょっとやそっとじゃ辿り着けない錬金術の最高峰。命の錬成とか最高に滾る。
◇◆◇◆◇◆◇◆
その後数十分悩んだ【高田弘信】は、『これ以上は思い付かない』との理由でメールを送信したのだった。
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