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2021年11月8日 13:20 編集済
もうこのお話本当に好きで、昔読んだときから印象深かったです。覚醒に一番必要なのって、もしかしたら他人からの想いなのかもしれないなって……私も人の心が誰かを救ったり背中を押したりっていう展開がとても好きで。現実世界では祈りや願いがあっても上手く行くことってそうないから、物語世界ではそれがあってくれたら嬉しいなって思うのもあって、何だろう、望んでいたものを見せていただけたような気になっています。ロシーボ、最高に格好いいです。最初から強いわけではなくて、頑張って強くなろうとして、しかもそれが尊敬する相手の死と心を昇華したことによってというのが、もう……本当に胸に来るんですよね。ニチカゲさんも好きなんで、この辺りあれから何年も経ってるんですけど、しっかり覚えていました。完結済みになっているのに遅ればせながら気づいたので、これからまずこちらを読んで、後から短編にお邪魔しようと思います!
作者からの返信
この話、本作の中では数少ない、ちょっとしんみりした感じになる一幕なので、好きと言ってもらえて嬉しいです! 直前の話のラストで、ニチカゲが切腹するときに唐突に介錯を務める侍が登場したり、もう意味不明な展開になっているんですが、なんか申し訳ありません。この辺は、ニチカゲが退場するために何とか彼の器の大きいところを見せようと、反乱軍と戦う冥王軍の正規軍達が撤退する盾となったりとか、直接描写は入れなくても彼の活躍をねじこもうとした記憶があります。ロシーボって、カッコよくないところがカッコいいと思うんです。ロシーボって、素の戦闘能力は平従者にも劣るんです。本人のフィジカルは非力そのもの、しかも魔力は全くない。でも物に宿った記憶を読み取れる先天的な能力を戦闘に応用することで戦えるというキャラで。完全に科学力で作った武器や、メモリーナイフの力によって変化するアーマーの性能に依存したバトルスタイルなんですよね。ちゃんと自分でそこは認めて、堂々と他力本願発言してるんです。シュロンと戦ったときも「俺の力じゃない、これは科学と、ゲッケンの力さ」って、インストールした死者のメモリーに対して、リスペクトを持ってるんです。だから、そういう弱い自分を隠そうとしないカッコよさってのはあるかもしれません。この話で登場した、ニチカゲのメモリーをインストールすることで変化したヘビーアーマーも、今までのブラッディーフュージョンの中では最高傑作クラスの強さなんですが、これもたまたま「適合率」っていう値が高い数値をはじき出しただけなんです。だから彼の成長というと違うのかもしれませんが、Ifさんが仰った「尊敬する相手の死と心を昇華」といった要素が99.98%といった数値を叩き出したのかもしれません。作中、ロシーボは計4回ブラッディーフュージョンを披露するのですが、果たして発動者であるロシーボの『心』が、アーマーの性能の良し悪しに影響を及ぼすのかどうか、その因果関係はロシーボ自身も感覚的にしか理解しておらず、理論的に証明できていませんし、作者にも分かりません。このニチカゲの意志を受け継いだヘビーアーマーの威力は、第40話「ロシーボ無双」にて存分に発揮されます。
編集済
もうこのお話本当に好きで、昔読んだときから印象深かったです。
覚醒に一番必要なのって、もしかしたら他人からの想いなのかもしれないなって……
私も人の心が誰かを救ったり背中を押したりっていう展開がとても好きで。
現実世界では祈りや願いがあっても上手く行くことってそうないから、物語世界ではそれがあってくれたら嬉しいなって思うのもあって、何だろう、望んでいたものを見せていただけたような気になっています。
ロシーボ、最高に格好いいです。
最初から強いわけではなくて、頑張って強くなろうとして、しかもそれが尊敬する相手の死と心を昇華したことによってというのが、もう……本当に胸に来るんですよね。
ニチカゲさんも好きなんで、この辺りあれから何年も経ってるんですけど、しっかり覚えていました。
完結済みになっているのに遅ればせながら気づいたので、これからまずこちらを読んで、後から短編にお邪魔しようと思います!
作者からの返信
この話、本作の中では数少ない、ちょっとしんみりした感じになる一幕なので、好きと言ってもらえて嬉しいです! 直前の話のラストで、ニチカゲが切腹するときに唐突に介錯を務める侍が登場したり、もう意味不明な展開になっているんですが、なんか申し訳ありません。この辺は、ニチカゲが退場するために何とか彼の器の大きいところを見せようと、反乱軍と戦う冥王軍の正規軍達が撤退する盾となったりとか、直接描写は入れなくても彼の活躍をねじこもうとした記憶があります。
ロシーボって、カッコよくないところがカッコいいと思うんです。
ロシーボって、素の戦闘能力は平従者にも劣るんです。本人のフィジカルは非力そのもの、しかも魔力は全くない。でも物に宿った記憶を読み取れる先天的な能力を戦闘に応用することで戦えるというキャラで。完全に科学力で作った武器や、メモリーナイフの力によって変化するアーマーの性能に依存したバトルスタイルなんですよね。
ちゃんと自分でそこは認めて、堂々と他力本願発言してるんです。シュロンと戦ったときも「俺の力じゃない、これは科学と、ゲッケンの力さ」って、インストールした死者のメモリーに対して、リスペクトを持ってるんです。だから、そういう弱い自分を隠そうとしないカッコよさってのはあるかもしれません。
この話で登場した、ニチカゲのメモリーをインストールすることで変化したヘビーアーマーも、今までのブラッディーフュージョンの中では最高傑作クラスの強さなんですが、これもたまたま「適合率」っていう値が高い数値をはじき出しただけなんです。だから彼の成長というと違うのかもしれませんが、Ifさんが仰った「尊敬する相手の死と心を昇華」といった要素が99.98%といった数値を叩き出したのかもしれません。作中、ロシーボは計4回ブラッディーフュージョンを披露するのですが、果たして発動者であるロシーボの『心』が、アーマーの性能の良し悪しに影響を及ぼすのかどうか、その因果関係はロシーボ自身も感覚的にしか理解しておらず、理論的に証明できていませんし、作者にも分かりません。このニチカゲの意志を受け継いだヘビーアーマーの威力は、第40話「ロシーボ無双」にて存分に発揮されます。