078 書けない3月

 今回はネタバレを含みません。



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 本エッセイ2度目の3月が過ぎて行きました。書いていない日々は矢の如しでしたね。

 意欲はあっても時間が取れない。時間が取れても細切れでは、ようやく思考が波に乗った時が寝なければならない時刻。今月で書けたのは1万字にも満たないのではないでしょうか。歯がゆい日々を過ごしています。


 一方で次回作をどの案にするかが定まり、調べものに力が入ったのは内緒です。ついつい劇場版そっちのけで熱を上げてしまいました。

 そしてついに劇場版に完結の兆しが。通れずにいた硬い岩盤を貫くアイデアをついに一昨日思い至り、ようやく話のトンネルが開通しました。後は落盤しないように壁を補強して、道路を通せば完成です。トンネルの前後はおよそ書き上げていましたから、もしかしたら少し早くお届けできるやも知れません。

 そう言っておいて結局遅れては恥ずかしいので、今はまだ6月と言っておきます。その方が完結連絡に驚いてくださるでしょうから。


 主人公が大変な重傷を負った状態での時越え中でおよそひと月止まっており、このままではそのケガで死なないとも限らないため、彼女のためにもなるべく早くお届けしようと誓うおれごん未来なのでした。




 冗談はさておき、もう本当に、エタらないかどうか不安でしたこの2か月間は。このままアイデアが出て来ないのではないかとさえ。

 仕事が忙しいのを言い訳に、物語を考えなくて済む口実を得て。たまに時間ができたら新作のプロット作成など他のことをして過ごしていました。なかなか面と向かうのが苦しかったです。

 でもやり遂げました。我が子ですからね、きちんとエンドマークを記さずには死ねません。それくらいの気概で捻り出しました。実際大江戸の改稿の時くらい苦労しましたかね(´-`*)


 教訓ですねこれは。

 『完結した後でなければ投稿してはならない』

 これをおれごん家の家訓といたします。




 あと少しがんばって劇場版を書き上げたなら晴れて、大手を振って次回作に注力できます。今まではずいぶん後ろめたかったですからね(´Д`;)

 ではついでに次回作の話をしましょう。そうは言いましても内容の話ではありません。


 次回作はいずれかのウェブ小説サイトオンリーの作品にしたいと考えています。複数サイト同時投稿は、主目的であった作品の周知の面で失策でした。検索の機会を最大限に受けるより、ランキングに載っている方が周知には有利と分かったからです。

 その間違いには途中で気づきましたが、それぞれのサイトで楽しんでいる方がすでに居る中で止めることができませんでした。それで区切りの良いところまではそのまま続けることに。劇場版の完結がその区切り。ゆえに次回作はひとつのサイトで投稿します。


 では今後いずれの投稿サイトを用いるか、これが懸案となります。それぞれのサイトは個性があって一長一短あり、いずれもが正解であり、いずれもが不正解です。


 その中でもこれだけはいただけないと感じているのはエブリスタ。何より章立てができないことが私の中でマイナスポイントです。章で区切れていない大長編の作品の目次を眺めるのは気持ちの良いものではありませんでした。


 他のアルファポリス、小説家になろう、カクヨムはどれも甲乙つけがたいですね。これから執筆を進め、何かのコンテストが開かれるちょうど良いタイミングのサイトにアップしたらいいか、なんて雑に考えています。


 実は処女作の全サイトのブックマーク数を足したら300くらい行っているのです。これを集約できたらと思うと……ゴクリ。

 そうして次回作に人を集めましょう。そして読み終えた読者さんは思うのです。


「おれごん未来の他の作品も読みたいな」


 とね……!

 次回作は劇場版と同じく、最終的に処女作に誘引するための罠です。グフフ(´艸`*)

 もっと多くの人に知ってほしいです、日本住血吸虫症を。大飢饉を。涙の道を。28年間も手掘りでトンネルを掘ったお坊さんを。そして明治初期に海を渡り、人知れずカリフォルニアで土になった少女が居たことを。

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