070 第33話 自由暦1年 光る巨人、半裸の救世主伝説
本エッセイは拙著「劇場版 はじめさんが はじめから はじめる! ~異世界救世主伝説 タイムスリップ歴女コスプレイヤーはじめさん~」の最新話のネタバレを多分に含みます。エッセイの副題もしくはエッセイ冒頭の表記話数をまずご確認いただき、ご自身の読書進捗度と照らし合わせて読み進めるか止めるかを予めご判断ください。
では、以下から新規部分です。どうぞ。
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劇場版はじめさんがはじめからはじめる、第33話 自由暦1年 光る巨人、半裸の救世主伝説。いかがでしたでしょうか。
まるまるひと月お待たせした後での本エピソード、ご期待に沿えるものでしたでしょうか?
これは最初全員で牧場を出て行くお話だったのです。迫り来る追手、それに立ち向かう主人公。今度は刀を寸止めで終わらせられず……等々。それはもう作劇が大変ですし、今や貴重な妖精族を巡って追手も次々やって来ます。そうなるとどうなるかお分かりですね?
そう、長くなるのです!
そうして長くなる部分は私が語りたい部分ではないのです。それであのようなビターな展開に。
ああやって残る人が出たおかげで追手がかからずに子供達が逃げおおせたとしています。結果的にああして良かったと思っていますが、読者さんはどのように感じられたでしょうか。
このお話は次の第34話の前哨戦です。布石ですね。
これが存在しないと第34話は非常に難しい状況に陥ってしまいます。まず先に第34話が存在して、そこでの都合をよくするために今話を後で捻り出しました。そのためあまり長い話にしたくなかったのです。たぶんまた地味になりますから(;^ω^)
妖精族の大人達には割を食ってもらう形になりましたが、別種族の提言に易々とそうですかと耳を貸せるかは誰であっても難しいと考えました。
そこで子供達です。子供ならまっすぐにものを捉え、曇りなき眼で採るべき正常な判断をできると思いました。私達大人も実生活に於いてかくありたいものです。
途中までだった無印の読書をやっと終えました。他の方のお作品を優先していましたらこんなにかかってしまって(;^ω^)
泣きに泣きました。い~いお話でしたねっ!(つд;*)
記憶喪失になってもう一度読みたいほどです。
確かに大団円です。小さな小さな大団円。ひとりの女性が生きる糧を得るために仕事を見つけ、それにやりがいを見つけて励むだけの本当に小さな結末です。彼女の身の丈に合う、実に素朴な終わりでした。しかしそれだけではなかったのは、あの作品をお読みいただいた方はご存知です。大きな、実に大きなお話でした。
世界って実はあの主人公が77億集まっただけなんですよね。それぞれがそれぞれの場所で、それぞれの役割を心臓の鼓動が止まるまで続ける、それだけなんです。
それを過度に悲観することも、過剰に期待する必要もないのです。その功績の有無あるいは大小を気にすることも無意味。すぐに見失いがちではありますが、ただ生きてさえいればそれでいいのです。
さしずめ私は、この作品を書き上げて発表した時点で役割を果たした感はありますね。あとはあの作品の管理人として、小説投稿サイトの衰退などが生じた際に柔軟に対応するくらいでしょうか。それと、どれだけ残された余生かは分かりませんが、召されるその日まで呼吸だけは続けておきましょう。
そして。
ついに出ましたよ第一号が。あの処女作を読んで触発され、何事か行動を起こすと感想をお寄せいただいた方が出ました!
もしかしたらお忘れかもしれません、それが当初このエッセイで設定したゴールでした。投稿開始から100日、完結からはわずか40日で達成です。
これから出てくるであろう二人目や三人目は、昨年の一年間を頑張った私へのごほうびですね。その報告を受け取るのが今からとても楽しみです。
2020年は本当にひどくつらい年でした。そのままで終わらせないために、2020年を我慢の下過ごされた人のために、2020年に産声をあげた作品として胸を張ってあの処女作を送り出しました。
上述の結果を受け、私の2020年はそれを以って落とし所を見つけられたような気がしています。
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